2023年09月25日

運の良さと確率、情報と徳


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎運の良さと確率、情報と徳

前回のお話と同じあたりを考えます。
パソコンで読まれないこともあり、好き放題書いています。

目的を達成できる人や、望外の幸運に恵まれている人を見ると、人によっては「運が良い」と見てしまいます。

大成した人物を昔は「徳が高い」と表現したりしています。

私は徳の高さと運の良さは繋がっていると考えています。

誰でも良い人生を歩もうと考えるはずです。そのために何をするかで結果が変わるのは当然です。

人生は選択です。結果ばかりを見ていると分からない因果関係の最初に自身の価値観や習慣等からの選択の積み重ねがあり、これによって人生が作られています。

つまり自身の価値観や哲学や習慣などによって結果や状況が変わるのです。

その一方で世界は不確実です。
正しいと思われる行動を選択しても良い結果が生まれる都は限りません。

そのため、良い(望ましい)結果が生まれる確率が高い方を選択するために考え、選択することが良い人生に不可欠です。

確率の高い選択を繰り返すことで、1回では残念な結果であっても、10回重ねると良い結果が生まれる。この良い結果を他者は幸運と呼ぶ。

良い結果が生まれる選択肢を見つけるうえで重要なのは、確率を高めるために必要な情報を収集することです。

言い換えれば良質な情報ですが、それはどのように集められるのか。

自身の持っている価値観などで取捨選択しないこと
何度も試験を経た結果の、確率の高い情報を重視すること(これは歴史も含まれる)
当然、論理的に正しいもの

私は遠い昔から伝わる人としてのふるまいのあり方や、道徳、哲学と言うものは上記の通りであり、それは長い年月と厳しい時代の中で試され、残ってきた智慧であると思う。

一方でこれらを重視すると無感情な僧侶をイメージする人もいるであろう。
感情を否定することは無いが、情報1つで感情は正反対に変わることもある。
その逆として強い感情が無ければ行動に移せないこともある。だからこそ感情を有利に活かすことであり、自身を客観的に見た時、それも一つの情報であると思う。

それを含めて「徳が高い」なのだろう。

徳の高さには他者への配慮もあるが、大半のことは他者への配慮無しに中長期的な良い結果が生まれる確率は低いのではないかと考えている。つまり徳とは周囲を含めて人が幸せに繋がる確率の高い選択をしている行為と言えるのではないか。

もう一つ、人の歴史の中で、他者への思いやり、慈悲、共感などが人を危機に陥れる確率を高めるものであれば、無い人が生き残り、今頃は脳の働きとして存在しないであろう。むしろこういった他者との共生を円滑にする情動と行為は人類が生きるうえで有用であり、生き物としての生き残り戦略の中の1つともいえる。それは生存も望ましい結果の1つであるからでしょう。

物事の結果に確率があるがゆえに、のぞましい結果が得られる選択を繰り返しているにもかかわらず、徹底的に悲惨な人生となる可能性はゼロではないが、それを恐れて何も行わないことは有限な人生においては後退となることが多い。そのため「良いことをすれば良いことが起こる」と信じることが大切であると思う。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士