2023年06月05日

同僚が私をつくる


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎同僚が私をつくる

私の目が向きがちなのかもしれませんが、最近のニュースを見ると倫理道徳的・社会規範から大きく逸脱した事件が多くなっているように感じます。

そこで感想として「信じられない」「有り得ない」と加害者を完全否定して自分自身と全く相容れない態度を取ることは普通にあることです。

加害者を理解しようとしても出来ない、のであれば分かるのですが、知ろうともしない態度をとることは、私の中では逆に危ういと考えています。

もちろん持って生まれた生物的な気質などもありますが、その他にも当人を取り巻く環境も、行動の原因に考えられます。

年々年を取るにつれて私の中では「この犯人と、私の間は紙一重」と感じるようになりました。そのような状況に追い込まれたら私でも、そうなってしまうかもしれない。そんな感覚を持って「気を付けよう」と思うわけです。

事件を限定するわけではありませんが、環境を1つの原因とするならば、情報は大きいと感じています。

テレビやインターネットで大量の情報が溢れていますが「取捨選択が個人に大きく委ねられている」時代となりました。これにより自身の趣味趣向に限定して情報が目につくようになり、その他の価値観、ものの見方にすら触れる機会がすくなくなりました。

有ったとしても合わなければ目を背ければ無かったものになります。もちろん他者との交流によって新たな価値観に触れることもありますが、人々に触れ合う機会が少なければ限定的な価値観を強化してゆくことになります。
そこで世間の「だいたいこれくらいが普通の考えだよね」から知らず知らずのうちに大きく離れた価値観や感情を作り上げることは想像できます。

「自分が思ったら、それが事実であり、それが正義である」なんて驚きですが、世界にはそんな考えで生きている人が多くいるのです。

さて、年に何人、初対面の人と出会いますか?
お互いの価値観を語り合える機会はどれくらいあるでしょうか?

そう考えると、実際には多くの人が、いつもの人と、いつもの会話をしているだけなのかもしれません。
すると、周囲にいつもいる人の価値観との交流が、その人の一部を作り上げていることにもなります。

会社内という限定された1つの社会での会話が自身を作り上げている、と思えば、尊敬できる同僚と仕事がしたいと思いますね。

会社選びは思ったより重要であると思います。

そして「いつもの人と、普段と違う内容を語り合う」も、とても大事である、となります。私は会社は意図的に場を作るべきだと思います。

さて振り返って、独立開業した社会保険労務士などという人々は、従業員を雇用しない限り、なかなか孤独な生活となります。雇用しても上下関係から対等な会話が出来るか疑問もあります(すると会社経営者も同様かもしれません)。

例えば若くして独立した人となれば、その時点で「変わり者」であると私自身も含めて思いますし、そうでしょう。

そんな人が1人で仕事を進めてゆくと、少しずつ社会一般とズレが生まれてもおかしくはありません。そんな人を多く見てきました。

そんなこともあり、先述の紙一重の感覚を持ちながら、自身を俯瞰で眺めチェックしている自分が居ます。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士