2016年09月19日

厚生省・第1回仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会開催

「働く喜びに満ちた会社」に育てる!の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

◎厚生省・第1回仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会開催

土曜日に訪問指導した会社役員のなかのお一人が「納期を間に合わせる為なら、残業でも徹夜でもする根性がある若者が居なくなった!」と憤慨されていたので、

私は「時代は変わりましたよ。その根性を求める側が変わらなければなりません。どんな事情であれ、長時間働かせると、特に若い人は会社を辞めていきます。」と、当たり前の話をし、

相手の方もごく普通に「それは分かっているけど・・・。」と、30〜40年前の時代の労働で叩き込まれた勤労に対する心構えが抜けきれない感覚と、現状を理解しているその乖離に苦しまれているようでした。

そこで、当事者に時代に合わせるように頭の切り替え努力をしてもらうと共に、会社の仕組みを変えるように議論を進めています。


さて、話を国家レベルに広げます。

厚生労働省は9月9日に「仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会」の第1回目を開催しました。

ニッポン一億総活躍プラン(平成28年6月2日閣議決定)において、「労働基準法については、労使で合意すれば上限なく時間外労働が認められる、いわゆる36(サブロク)協定における時間外労働規制の在り方について、再検討を開始する。」こととされており、

それを受けての会議と言える当検討会の今回の議題は「時間外労働の実態等について(意見交換)」であり、国の方針として、長時間労働を減らしていく考えを推し進めていく策の一つのようです。

そして、今後は名指しで出ている36協定について何らかの変更が予想されます。予告ですね。

さて、会議の資料を見ると、労働時間の現状把握についてまとめられており、「先進国の中で働き過ぎ」であると示しています。(詳細は参照よりご覧ください。)

例えば年平均労働時間の比較を見ると
日本   1729時間
アメリカ 1789時間 あれ多いぞ?
イギリス 1677時間 
フランス 1473時間 少ないですね
ドイツ  1371時間 日本と比較すると358時間少ない!1日8時間として44.7日少ない!
韓国   2124時間 過酷な労働環境が見え隠れします。
(資料出所)労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2016」

この表では日本はドイツを見習おうとしているのでしょうね。

別の表では、簡単に説明すると、企業が残業をさらに長くしなければならない状況の説明があります。
一番多い理由が製造業の「納期のひっ迫」64.1%
理由が分からない「その他」保健衛生業73.8%が最も高い数字となっています。

理由を「その他」にしてしまうのは、残業の分析が出来ていないのではないかと思います。

この話題の流れから行きつくのは、会社経営について考えている人は、誰もが労働時間を減らすべきだと考えているが、しかし減らないのは、減らせないから。

「生産性の高い働き方をしましょう。」それは皆望んでいることです。

国が「減らせ!」と言うのであれば、減らし方を教えるほうが有効であるのですが、それは難しいのでしょう。(現在、国が出来ているのは成功例を見せることで、参考にして努力してください。となっています。)

それとは別の視点で「生産性の高い働き方をしても、良い製品、サービスを安く提供してしまい、利益を生めないため、薄利多売をするために長時間労働」と言うことも有り、デフレ経済の影響もあるように思います。

しかし、大きな視点では上記のようになりますが、一企業であれば、不況も関係ない、毎年増益増収の企業もある事実から、どのように「そちら側」に成るのかを考えたほうが建設的であると思います。

参照
厚生労働省 仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-roudou.html?tid=379468


事務所:岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/


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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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