2017年01月09日

変形労働時間制のチェックカレンダーが公開されています。


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

本日もご愛読いただき、ありがとうございます!

◎変形労働時間制のチェックカレンダーが公開されています。

静岡労働局のホームページで、1か月単位の変形労働時間制および1年単位の変形労働時間制に対応した平成29年・平成29年度「労働チェックカレンダー」が公開されました。

静岡の労働局には、このようなものを作る親切な方がいらっしゃるようですね。お疲れ様でございます。

Excelでありながら自動計算されないのは残念ですが、あえてソフトを買わなくても手書きながら出来るので、中小零細企業の助けになると思います。ダウンロードしてご活用ください。(ページの下部、「参照」よりどうぞ)

(自動計算出来ないようになっているのは、誤作動が起こった時に責任を負えないからであろうことも想像できます。)

カレンダーが必要になる理由は以下のように、日・週・月の時間外労働になる見極めが難しくなるためです。

1か月単位の変形労働時間制のもとで法定時間外労働となる時間は以下の通りです。

@ 1 日の法定時間外労働→労使協定又は就業規則その他これに準ずるものにより1日8時間を超える時間を定めた日はその時間、それ以外の日は8時間を超えて労働した時間

A 1 週の法定時間外労働→労使協定又は就業規則その他これに準ずるものにより、1週40時間を超える時間を定めた週はその時間、それ以外の週は1週40時間を超えて労働した時間(@で法定時間外労働となる時間を除く。)

B 対象期間法定時間外労働→対象期間の法定労働時間総枠(40時間×対象期間の暦日数÷7日)を超えて労働した時間(@又はAで法定時間外労働となる時間を除く。)


ふと思い出しました。
1か月の変形労働時間制を採用している、ある企業で相談がありました。
法定労働時間外労働(いわゆる残業)となる時間には割増賃金を支払う必要がありますが、その企業では休日と設定した日に出勤し、休日と振り替え、さらに割増賃金を支払っていました。

法令上は振替休日か、時間外労働への割増賃金の支払いのどちらかで済みます。
知っていて両方与えていたのであれば、素晴らしい待遇です。
知らずに与えており、人件費の高騰に悩んでいるのであれば、残念です。

以前は高い利益率で儲かっていたが、今になって収益が上がらず困ったからと言って会社側が勝手に変更すれば不利益変更として労働紛争が起きそうです。時間をかけて労使での話し合いが必要となるでしょう。

このような例から、一企業内の収益の上下に合わせられる制度設計を、創業から企業が形になってきた初期の時期に行う必要があります。

だからと言って従業員の利益を減らすのではなく、柔軟性をもって対応する、という意味です。

変形労働時間制って、慣れないと担当者が悩む制度ですね。

今回はここまでです。


参照
静岡労働局ホームページ
労働時間チェックカレンダー (平成29年・平成29年度版)
http://shizuoka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/roudoukyoku/roudou/kantoku/kantoku_calender_h23.html

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事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/

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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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