2017年09月28日

東和組立株式会社様 訪問


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

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◎東和組立株式会社様 訪問

平成29年9月15日に東和組立株式会社様へ訪問しました。
当会社は岐阜県美濃加茂市にあり、車のショックアブソーバーなどを組み立てして販売する会社です。

今回、板津社長が自ら会社説明をして頂きました。

この会社に見学に来る人は障害者雇用について中心に見学されるそうです。そのため会社説明も社会を中心として話しされました。

障害者雇用は現在従業員数123名中、17名と雇用率22.5%であり、法定雇用率を大幅に上回っています。

また就労継続支援A型 B 型を運営しており、工場での仕事を切り出して事業所で手伝ってもらい、更に仕事ができるようになれば工場に入り、少し負荷が重い仕事をしてもらい、最終的に工場の社員として採用する形を取られています。そのためには、一人一人の作業能力の評価をしなければならず、目標数字と達成数をグラフ化して成長度合いを把握するようにされていました。

障害者には様々な形があり、個人も様々な能力があるため、同じ動きをすることが得意な人もいれば、何かを記憶することが得意な人もいるため、その人個人の能力に合った仕事を切り出して担当してもらう「適性」を見極める努力をされています。この適正を見極めることが適材適所につながり非常に大切でないかと思います。さらには一般健常者の仕事の割り振りにも応用出来る事から、工場内の仕事の効率化にもつながると考えられます。

工場内を見学させていただきました。工場内の機械を取り扱うところでは障害者と健常者が同じ場所で働いています。私たちでは、どなたが健常者で障害者であるか見分けがつかないほど、同じ様に熱心に働いておられました。

説明してくださった社長が「あの人とあの人は障害者ですよ」と教えてくれない限り、誰もが素早く熱心に働いていました。それほど自分の職務内容を理解し体で覚えている証拠だと思います。

そして見ていると、リズムよく体を動かして作業されており、工場全体が非常にリズミカルに動いてる様に感じました。機械に追われている風ではなく、自分なりのリズムを持って動いている様に見えます。良い工場だと思いました。

私も以前工場で働いていた経験があるため分かりますが、リズミカルに動いている時は非常に良い仕事ができ、また怪我もありません。このことは社長も、同じ事を仰っていました。

障害者雇用について意見交換をする際に板津社長は「親が子供に仕事に就かせることに対して、うちの子はできないとの前提、思い込みから、働かせないことが問題だ」と意見されました。先述のように、板津社長は障害者であっても繰り返し訓練することで、作業能力が高まる前提で考えています。実際に能力は高まり、現実に工場で働いておられるわけですから、この様な現場を見に来るべきと思います。

そして障害者雇用でも最低賃金の除外認定は受けず、賃金以上で雇用されています。社長曰く「誘惑に駆られることもあるが、一回やりだすと全員を最低賃金以下で雇用することにしてしまいそうだから」と、努力されています。

障害者支援施設も、工場の仕事一本では収入が一つしかないと言う事で、新たに餃子を作って売る試みを始めています。後々独立できるように将来は店を出す予定です。今でも餃子は工場近接の施設で販売していますので、気になった方はお買い求めいただければと思います。

えむちゃんぎょうざ販売店
https://plusonemplus.jimdo.com/

ふるさと納税でも返礼品として頂けます。
http://www.furusato-saisonuc.jp/product/detail/index/21211/223838
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=3000242

東和組立株式会社自身も、取引会社が一本化されているため、会社の継続を考える上で、取引先を増やす試みをされても良いのではないかと思います。

お話を聞く限り無理をして障害者雇用されているわけでもなく、相談が来たら乗る形で運営されてるところは非常にバランスが良い経営をされてるように思います。

そして私の住む岐阜県美濃加茂市にこの様な会社があることを嬉しく思います。
また訪問したいと思います。
今回はありがとうございました。


東和組立記念撮影20190915.JPG

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2017年09月25日

株式会社スノーピーク様へ訪問


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◎株式会社スノーピーク様へ訪問

平成29年9月12日に株式会社スノーピーク様へ訪問しました。

スノーピーク.jpg

スノーピークはキャンプ用品を製造販売している会社です。キャンプで知らないうちにお世話になっている人は結構いるのではないでしょうか。

今まで本社は新潟県三条市にありましたが、新社屋が完成し見附市に移動しました。今回は、その新社屋に訪問することができました。

新社屋は入り口から美しく、白を基調とした建物、内装で、窓が少ない割に内側が非常に明るく見えました。

上から見下ろす形で方々製品を作っている職員の皆さんを見ることができました。

この建物は物作りの工場というより、スノーピークの製品はどの様にして作られているのか、また、スノーピークの製品はどの様に修理されているかを見せる説明のために用意された施設であるようです。「魅せる工場」と言ったところでしょうか。

スノーピーク 社内.JPG

現在、従業員の内訳として製造に関わる職人という方々は数名しかおらず、実際にはデザイナーが大半を占めているそうです。

そのデザイナーはただ製品を設計するだけではなく、発案からデザイン、設計、完成したものを発表するイベントまで企画するそうです。

(実際の生産はスノーピークの関連会社が担っているのでしょう。「いい会社」研究としては、それら関連会社の状況も知りたいと思います。)

この様にゼロから発案し販売まで1人が担当する一貫生産、担当の方式を取られています。

これは経営者の考え方だそうですが、一つを専門的にやるのではなく好きなキャンプに関する全ての物について、従業員は様々なものを担当できるマルチタスク的な能力を求めているそうです。

そもそもスノーピークさんの基本的にキャンプが好きな人でないと務まらないそうで、「キャンプをしない人はこの会社を去ってくれ。」と言う冗談があるくらいです。朝礼で言っているそうです。

キャンプ好き従業員が自分が欲しいものをイメージして設計しデザインし製品化し、キャンプが好きな顧客に対して発案者が伝えていく方法は、顧客へのメッセージ性として強く訴求でき、また顧客からの反応も直接得ることができ、マーケティングの手法として非常に強力であると思います。

この様に直接的な顧客との接点があるため、基本的に口コミのみであるため、広告費が0となっており、他社との競争優位性の一つであると考えられます。社長も従業員もお客様からキャンプに誘われることもあり、非常に大らかな社風を感じます。

また忘れてならないのは、この会社は東証一部上場企業であると言うことです。

上場した理由として他の企業とのコラボレーションする際に信頼を得やすいこと、新しい取り組みをする際の資金として必要な原資を得ることが理由とされています。

訪問したその日も社長と午前中本社で会議していたそうですが、大事な会議は山でやろう、ということで役員は午後から山へキャンプに出かけたそうです。

今回の見学で説明をしてくださった従業員に「趣味を仕事にして、どう感じていますか?」の質問に「無上の喜びです」と答えてくれました。

この会社の従業員はユートピアな状態に見ることができます。

社長も年間200日はキャンプをすると言うキャンプ好きで、そんな社長に従業員は魅せられて付いているのかもしれません。

大らかな社風であるため、どの様な労務管理をされているのか非常に気になったので私は従業員の評価制度について尋ねました。

普通の一般的な評価制度によって目標管理をされ、評価されている様です。

従業員は、基本的には好きなことができて上手くいけば良いが、それがなかなか顧客に受け入れられない場合は大変なのだろうと思いました。

日本の全人口の6%しかキャンプをしないとのことで、6%には十分にスノーピークの存在と商品が行き渡っているとは思いますが、今後、企業が成長していくためには新しいファンを作っていく必要があるため、国内のシェアを増やすには今以上の努力が必要であり、厳しくなっていくのではないかと思います。

訪問させていただき、ありがとうございました。

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2017年09月21日

フジイコーポレーション株式会社様 訪問


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◎ジイコーポレーション株式会社様 訪問

平成29年9月12日にフジイコーポレーション株式会社様に訪問いたしました。

当社は除雪機や草刈機、高所作業機などを生産し、販売している会社です。

会社入り口前には取引先の所在地方向を向いた看板が設置されており、それはローマ字で書かれていました。後でお話を聞くとグローバルニッチと言う表現で製品を海外に販売して行こうという姿勢がこの様な形になって表現されているのだとわかりました。
フジイコーポレーション.JPG

また工場を拝見して、工場内を広く使うよう努力されているように見えました。

お話を聞くと、働きやすい環境づくりとして物を少なくし広く取りすれ違う時、時には高齢者や障がい者が動いたときぶつかって怪我が無いように、と様々な理由ですが、通路を広くし物を少なくしています。今回は更に物を置く棚の高さを背の高さより低くし、安全を確保する努力をされていました。

その他資格レスとして「資格というものは何か危険があったから資格になった」との考え方で、基本的に資格の必要な道具をなるべく使わない方針でした。フォークリフトを使わずキャスターを用いることで安全を確保していました。

普通に考えれば機械を使うことで効率化を図り、労働者も力は使わずに仕事ができるとして資格の必要な機械を利用する方向へ進むと思われますが、従業員の安全を考えて全く逆の方向へ進まれたということで、これは扱っている商品の性格上出来る部分がありますが、興味深いです。

その他、社長からのお話として、社長の立ち位置として「オフライン」だから工場へ手伝いに行っても邪魔だからと言われる、そのため外へ行って良い方法を見つけては持ち帰り「あの会社がやっていたからウチでもやってみよう」「なぜならあの会社はうまくいっているから」と、提案し従業員にやってもらう。従業員は悩みながらも取り組んでいく姿勢は、見事な役割分担だと思います。

また、フジ社長は企業理念はあまり重視されていないと言うお話がありました。しかしお話を聞くと創業から152年続く間の中で、代々受け継がれてきた家訓の様なものが、口伝の形で伝わっており、その言葉が従業員にも伝わり組織の文化として根付いている様に見受けられました。
 
今後、会社が大きくなっていく中で、社長の言葉が直接伝わらなくなっていく可能性があります。その様な時、組織をある程度形作るものは形に残した企業理念や家訓だと思います。

藤井家に伝わる家訓を教えてもらいました。大切なことは時代を超えて普遍的であると感じました。


プレゼントとして軍手をいただきました。表にはサンタクロースの絵があります(フィンランドのサンタクロース公認の会社、除雪機だそうです)。今レポートを書きながら、どこで使おうかなと楽しみにしています。たぶんこの軍手は製品を購入されたユーザーのプレゼントなのでしょう。そう考えるとこの手袋をして草刈りをしたり、除雪をしたり、そんな風景が見えてきます。

今回は訪問させていただき、ありがとうございました。

DSCF5314.JPG

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2017年09月18日

きものブレイン様訪問


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◎きものブレイン様訪問

平成29年9月11日に株式会社きものブレイン様へ訪問しました。
新社屋が完成したということで、インターネットにある地図にはまだ記されていない場所へ移動したところ、綺麗にデザインされた建物が現れました。駐車場に車を止めると、駐車場には雪解けの散水設備があり、夜間駐車場を照らすライトも完備され、雪深い新潟県十日町の事情と、従業員への配慮を社屋へ入る前から感じます。

会社説明は岡元松男社長が自らしてくださいました。
IMGP4643.jpg

 岡元社長は着物を売って終わりを基本とする過去の着物業界の中で、顧客の声や着物をもっと来てもらいたいとの思いから着物のアフターケアをスタートされました。これに対して地元の着物業界の重鎮からは「そんなことをしたら着物が売れなくなる」と言われ、「きものは着ず、箪笥の中に置いておくだけで顧客は満足しているのだからそれでいい。『お』きもの(置物)だ。」との言葉に反発された話から、社長の中にある信念を感じます。

 岡元社長自身「考えることが趣味」「ずっと考えている」の言葉にあるように、どうすれば着物を着る人が喜ぶか、着物を着る人が増えるだろうか、そして自社の繁栄になるだろうか、と考え、実行されてきた様子がうかがえました。

IMGP4645.jpg

 その中で、今回目立ったものは「みどりまゆ」という「まゆ」の開発です。これは大学との連携によって絹を作る蚕の育て方を改良し、蚕繭一つからの絹糸の生産量を増やし、質も良くなる方法を確立されたものでした。これを基にシルク衣類、石鹸類、健康サプリメントと商品類が広がり、新たな展開を見せています。

 更に、十日町をきものの街にしようと考え「きもの文化村」構想を思い付き、岡元社長みずからの退職金をつぎ込んで着物に関する施設を点在させ、全国から着物に関わる人々が集まるように村を作ろうとされています。

 きものブレイン様では障害者支援委員会を設置しています。1チーム5人の5チームで25名が委員として活動し、1年で交代することによって、数年で全員が委員として活動することになります。

 これにより障がい者への理解から同僚への思いやりが深くなり、障がい者雇用をするために、どのように仕事を切り分けて仕事を作り出すか、といった仕事自体への理解も進み、非常に効果的な取り組みだと思います。

 障がい者雇用と表現せず「ダイバーシティ企業(多様な人材が活躍できる企業)」を目指しておられることも素晴らしく、障がい者ではなく個性として理解し、「差別はしない。区別する。」との考え方は正しいと思いました。

 「少数のプロより大勢の素人で」対応しようとする考え方も全員経営に繋がります。「あの仕事は私の仕事ではない」の反対で「皆で支え合っていこう」とする思想が社内に、更には文化村全体に、そして十日町全体に広がっていく、そんなイメージを受けました。

今回は訪問させていただき、ありがとうございました。

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2017年09月14日

見学会の感想


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

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◎見学会の感想

新潟の「いい会社」見学会合宿から帰ってきました。

10日に前日入りし、12.13日と見学し、14日の午前1時に帰宅。

きょうは見学会自体について感想をお伝えします。

参加者は私のような士業、税理士さんも参加し、経営コンサルタントの方もおり、つまりは会社を支援する側の人間も参加しました。今後の会社支援に良いヒントを得られたのではないかと思います。

また、会社経営者も参加されました。

自分の経営する会社を良くしようと熱い想いを持った方々でした。そのような方々しか参加もしないでしょう。「いい会社」になった経営者の言葉から、言語としての意味と、体感的に伝わる意味の両方から学びを得られているのではないかと、見ていて思いました。

大学の学生さんが参加されており、学生は現在の経営学の研究と同時に、今後の職業選択、就職会社の選択に得るものがあったようです。経営者の方には鋭い質問を投げかけていました。凄いなと感心しました。

また、生徒の先生である大学教授も参加されており、経営学の視野から見た感想は興味深いものでした。

その他、一般企業の会社員さんも個人で休みを取って参加されており、今務めている会社との比較、過去務めていた会社との大きな違いについて驚いておられました。働いているだけではわからないことがあり、他社の経営者の話し方、考え方の違いにも驚かれていました。

そして、最後にこのような年齢も肩書も職業も様々な人たちと二日間一緒に食事をし、移動し、同じものを見て、

つまり一緒に旅をして感想を話し合うことで、様々な視野から違う意見、同じ意見が出て、共通するものや大事にすべきものが分かったりして視野が広くなると同時に、自分への宿題が見つかったりと、とても良い効果が生まれていると感じます。

見るもの聞くものの多くが素晴らしく、美しいものが多いのも、この合宿の素晴らしい点で、感性が高まるようになっていると思います。

帰宅の途中、非日常のお祭りが終わったような寂しさを感じましたが、余韻に浸る時間も短く、翌日から仕事でした。

また、このような合宿に参加したいと思います。

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事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
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2017年09月11日

新潟「いい会社」見学会 前夜


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

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◎新潟「いい会社」見学会 前夜

昨日9月10日より新潟県に来ています。

日記てたびたび出ている「いい会社」の法則実行委員会の研究会で、11・12日にわたって新潟県の「いい会社」を見学します。

今日は、会社を紹介してくださった方と今回の参加者で夕食をとりながらお話ししました。

新潟、特に燕三条などは重工業の集積地であり、その発祥は江戸時代に殿様が和釘制作を奨励したところからだそうです。

歴史と現在が繋がっている時事を知ると、もう少し歴史を学ぶ必要を感じます。

また、このような集積地が日本には220か所あり、世界で比較しても多いのだそうです。

集積した場所をどう活用するか、課題と考えられています。

また、東京や大阪などの中心都市から離れた場所で「いい会社」が多く見つかる事実は、その地域で産業を発展させ、地元を巻き込んでいく形で、影響を与え、支え合うシステムの中で企業が磨かれてきているのではないかと考えられます。

本当に、学ぶことが多くあり、自分の日々の研さん不足がこのような場で出てしまいますね。

とにかく、ぜいたくな時間を頂いているので、五感で得てきたいと思います。

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