2018年05月10日

公共事業入札と社会保険未加入


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

◎公共事業入札と社会保険未加入

電話での相談がありました。
「建設業です。公共事業の入札で、下請けが法人化しておらず1〜4人の従業員を雇っている所で、厚生年金や健康保険に入っていなくても、元請けはこの事業者を使っても入札資格はあるか?」

私は「調べますが、聞く限りにおいて、加入すべきだと思いますね。加入させてあげた方がいいんじゃないですか?」

相談者「新聞に載っていた内容と違うので、県の土木課に聞いてみます。」

相談終了。

どうやら社会保険に入れたくないらしい。

岐阜県庁に電話で確認すると「適用除外に該当するから問題ありません。」とのこと。文末の参照をどうぞ。

思うのですが、公共事業の入札資格の判断で末端の労働者であれば社会保険に未加入であっても問題視しないのは、どうかと。

法人成りもしていない事業主は資金が少ないため、社会保険に加入することを猶予されているとの考えはあるでしょうが、公共事業で働く人たちには加入させて当然と思うのは私だけでしょうか。資金は公共事業の仕事から回ることはないのでしょうか。

とすれば元請けが取り過ぎているのか、遡って入札価格の低さが問題なのか。このバランスをとるのも公共団体の能力の高さなのではないかと思いますが。

逆に見れば元請け業者としては法人成りしていない従業員4名までの業者の方が安く使うことが出来て便利であるという事で、積極的に小さい業者を多く集めて使うでしょう。

すると、あえて小さいままでいることがメリットであるとして、いつまでたっても小さい業者のままとなります。

景気が悪くなると元請けは小さい業者を使わないだけで済みます。そして元請けに頼っていた零細業者は人知れず廃業するわけです。

変な構造になっていると感じます。

ただ、事業を起こしたら自助努力が大切とは思いますが。

参照
岐阜県発注の建設工事における社会保険等未加入対策の改正についてPDF
https://www.pref.gifu.lg.jp/shakai-kiban/kendo/nyusatsu/11656/sintyaku.data/syakaihokenmikanyuukaisei_2.pdf
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/

ブログランキングに参加中です。
下の「社労士」ボタンを押していただけると励みになります。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

以前の記事を読みたい方はカレンダーの数字をクリック!
キーワードで探したい方は検索ボックスで行い、読みたい題名をクリックしてください。

このブログは誰でも読める無料のものです。
このブログの内容を当事務所に相談無く活用する場合は自己責任で行ってください。
活用した際の損害について当事務所は一切責任を負いません。
ブログの内容を書籍・講演・ビジネス等、公的な場で引用する場合は当事務所へご連絡ください。
posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ
にほんブログ村