2019年05月13日

「両利きの経営」で生き残る繁栄する。


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

ご愛読ありがとうございます!

先日、社会保険労務士のひとに「ブログ読んだことがあります」と嬉しいお言葉をいただきました。

「読まれてどうでしたか?」尋ねると「読みやすかったです…。」とのことで…。内容について話し合える人と出会える日はきっと幸せなんだろうな、と思いました。

◎「両利きの経営」で生き残る。

連休中もボケてはならぬ、の意気込みで1冊読書をしました。

書籍 「両利きの経営」
チャールズ・オライリー  マイケル・タッシュマン 共著
東洋経済新報社

「Lead and Disrupt」の日本語訳です。

イノベーションと経営の関連についての書籍であり、過去の有名な書籍であるクレイトン・クリステンセン教授の著書「イノベーションのジレンマ」では、イノベーションに対応できないトップ企業・成熟企業のむずかしさが説明されていました。

今回読んだ本では、その次の論点であるイノベーションに対応する、もしくは自らイノベーションを起こす企業となり、今後も企業が生き続けるための考え方と方法について書かれています。それが「両利きの経営」です。

右手、左手どちらも使う意味で
知の探索…今知っている範囲の外へ認知を広げる
知の深化…自社の得意分野をさらに深堀りする
を同時に行うことがイノベーションが起きやすい企業、パフォーマンスが高い企業になる傾向があるとして経営学の実証研究で示されています。

ところが2つの行動と考え方は相反するものです。

現状、今の仕事の方法で経営状態が良ければ深化を続けることが正解と考えてしまいがちであり、現状が悪い状態では探索をする余裕がなかったりするものであり、

更には人材や予算等の経営資源の割り振りも双方(探索チームと深化チーム)の要求を調整しなければならず、組織内での影響と変化に細心の注意を払いながらバランスをとりつつ取り組むべき難しい課題です。

両利きとなるための要素として
@両利きの経営が必要であることの明確な戦略的意図
A経営陣が新しい取り組みをするベンチャーの育成と保護すること
Bベンチャーが企業内の成熟した資産や能力を活用できる仕組みを作る。探索打ち切りの明確な判断基準も必要
C探索、深化の両方にまたがる共通の理念、文化を作る

この4つは簡単に見えつつ、じつは影響しあい相乗効果をもって機能することが求められます。先程の組織内での経営資源の配分や、従業員の心理的抵抗、両利きのバランス感覚、そして両利き経営へと変革するためにリーダーシップが重要であり、この辺りはジョンコッター教授のリーダーシップ論に通じるところだと感じます。

さて、自分の社会保険労務士の仕事とつなげて考えると、人事評価制度や賃金制度の構築の際に、両利きの経営に合わせた仕組みや評価項目を作り、両利きの経営を支持すると同時に促進させることが可能です。

(ただし、社会保険労務士やコンサルタントなら誰でも高品質の評価制度を作れるというわけでは無いという事に気を付けてください。悲しい事例が耳に入ってきます。)

今後他社のイノベーションや、AIやロボットの活用、働き方改革によって、働き方という戦術レベルの話ではなく、ビジネスモデルという戦略レベルでの変化と対応を否応名無しに求められる会社が多くなるでしょう。

そのときになって急に良い知恵が生まれることはないでしょう。普段から両利きの経営を行い、少しずつ、そして成果に合わせて成長する会社しか生き残らない時代となってきました。

経営者は勉強すべきですし、決断すべきです。

ちなみに、岐阜県内の図書館には当書籍は置いてなかったので2,400円+税金を払って買いましたよ。今後、重要な書籍となると思います。知識の中心地として岐阜県内の図書館も頑張ってほしい。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/

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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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