2021年06月30日

7月の税・労務の手続(主要)[提出先・納付先]


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!

今年も半分が経過しました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
暑い夏がやってきます。マスクと合わせて、自身の体調を時々に観察しながら自分を守るように気を付けたいものです。

今回は恒例のカレンダーです。どうぞ。

◎7月の税・労務の手続(主要)[提出先・納付先]

12日
○健保・厚年の報酬月額算定基礎届の提出期限[年金事務所または健保組合]<7月1日現在>
○源泉徴収税額・住民税特別徴収税額の納付[郵便局または銀行]
○特例による源泉徴収税額の納付<1月〜6月分>[郵便局または銀行]
○雇用保険被保険者資格取得届の提出[公共職業安定所]<前月以降に採用した労働者がいる場合>
○労働保険の今年度の概算保険料の申告と昨年度分の確定保険料の申告書の提出期限<年度更新>[労働基準監督署]
○労働保険料の納付<延納第1期分>[郵便局または銀行]

15日
○所得税予定納税額の減額承認申請<6月30日の現況>の提出[税務署]
○障害者・高齢者雇用状況報告書の提出[公共職業安定所]

8月2日
○所得税予定納税額の納付<第1期分>[郵便局または銀行]
○労働者死傷病報告の提出[労働基準監督署]<休業4日未満、4月〜6月分>
○健保・厚年保険料の納付[郵便局または銀行]
○健康保険印紙受払等報告書の提出[年金事務所] 
○労働保険印紙保険料納付・納付計器使用状況報告書の提出[公共職業安定所]
○外国人雇用状況の届出(雇用保険の被保険者でない場合)<雇入れ・離職の翌月末日>[公共職業安定所]
○固定資産税・都市計画税の納付<第2期>[郵便局または銀行]
※都・市町村によっては異なる月の場合がある。


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2021年06月28日

労災の認定基準の見直しが検討されています


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎労災の認定基準の見直しが検討されています

労働者が長時間労働による過労が原因で死亡または疾病にかかった場合、労働者災害補償保険(労災)による補償をされることとなっています。

この労災認定において認定基準のひとつに時間外労働時間があり「発症前1ヵ月間に100時間」あるいは「発症前2〜6ヵ月間平均で80時間」という、いわゆる過労死ラインがあります。

しかし、実際の現場では、80時間を超えなくとも過労死・疾病を発症する人はいます。つまり労災を判断する際に過労死ラインは原因の中のひとつであると考えるべきですが、労働基準監督署が基準を硬直的に適用する
例があり、弁護士の団体などが見直しを求めている現状があります。

過労死認定基準の脳・心臓疾患に係る認定基準は、現在は平成13年12 月に改正された認定基準(以下「現行認定基準」という。)により業務起因性の判断が行われています。

現行基準の設定から20年以上経過したこともあり、厚生労働省の脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会労災認定の評価法を見直す報告書案を示しました。

第12回「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19408.html


かなりの長文で、医学的知見の内容のため、興味のある人だけ読んでみては、というものです。
私もざっくりと目を通してみました。

第 11 回検討会の議論の概要にある、ちょっと気になる文章として

ほとんどの疫学調査、特に観察で追跡する疫学調査は、ある時点での労働時間を聞いて、その後、5年、10 年、長いもので 20 年ぐらいの間で起こる循環器疾患の発症確率をみており、6か月毎とか1か月毎で労働時間を詳細に繰り返し評価し、その後の循環器疾患の発症、死亡を評価したという研究は皆無なので、そこは疫学調査の限界である。


治療による改善という研究はあるが、疲労蓄積の解消でもって血管病変が良くなったというのは非常に少ないのではないかと思う。

※注意:医療による治療での回復はあります。


これを読む限り、過労死に近いほどの疲労蓄積があったときに、休んだら治るわけではない可能性があるようです。

蓄積の結果、限界を超えた時に心不全や脳血管疾患が発生するのであり、限界を超えなければ大丈夫であるというのは間違いで、病気で倒れなくても当然、身体にダメージが蓄積されているのは間違いがなく、しかも休んで治らないとすると、怖いと感じます。

過重労働がいかに危険であるか、もう少し認識を改めなければならないな、と感じます。

「休んだら、また元気に働いてくれ」で通じない、人生を悪い方向へと変えてしまう危険について経営者も労働者も、もっと学んでおくべきです。

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2021年06月21日

人不足からの根の広がり


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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お互いにマスクをしたままで、初めてお会いした経営者に私の年齢をピタリと当てられたので、顔半分でも年相応と見られている事実に喜んでいいのか悲しんでいいのか納得していいのか…。さて本題へと入ります。

◎人不足からの根の広がり

地方の中小企業、製造業としましょう。

その会社では従業員は人が足りないと考えています。
仕事の量や種類が多く、今のままでは経営者が期待している仕事を完遂できないと主張しています。

社長も人不足を認めながら
「しかし頑張って欲しい」
「私も採用に力を入れているが、このご時世この業界ではなかなか採用できないのです」
「人不足を言うのであればあなたの知り合いを紹介してもらえませんか」と返答しました。

そこで、若手が意を決して「知り合いを紹介できるような会社ではありません」と正面から訴えました。

私はその様子を見ていて、 ここまで言わせてしまう悲しさと、まだ熱い思いを持って意見してくれる人がいるありがたさを考えていました。

この件について課題は多くあります。ただし、先述の社長の言葉にある、課題を外部環境や業界特性とすると「自社ではどうにもなりません」と言っているに等しくなってしまいます。

その逆に従業員は「課題は会社にある」と言っています。ここにも気を付けなければいけないのは会社としている中に自分が入っているか、ほんの少しでも自身の課題として捉えられているかであり、その差は大きいでしょう。ただし、この言葉を若手従業員に言うことはしてはなりません。長く働いている管理職に向けては釘をさせる話ではあります。

そもそも魅力的な製品を製造しておらず、職場の同僚同士が仲良く働けておらず、社員への教育はされておらず、製造技術は低く、工場内は少し汚れて暗く、現場のモチベーションも低空飛行の、ないない尽くしで、就職前の会社訪問で一瞬にしてわかってしまう状況で採用が出来ないのは分かることです。そして他社で働ける能力のある人ほど辞めていきます。

また興味深いことに、このような会社には求職申込さえやって来きません。仮に申し込みがあっても、良くない意味で不思議な人が集まってきます。

これら現状の事実を、社長は悔しいながらも認めなければ話は進みません。

認めたら次に、どのようにして「社長と従業員が望む姿」へと変わるのでしょうか。

人数を増やしただけで改善した事例は、私の経験でも周りの話からでも聞いたことはありません。そこからも分かるように、解決手段を抽象的に表現すれば、様々な要因が入り組んでいる絡まった糸をほぐして一つ一つ整えることになります。ひとつひとつやるしかないんです。ただし、近道は無くとも遠回りはさせないように目を配りながら。

私自身、なんでこんなに面倒な仕事をしているのだろうと思う時があります。その反面、何年も学び続けているため、この会社の今後の変化シナリオを大まかにを掴んでいる、そんな感覚も持っています。

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2021年06月14日

行政による医療機関への支援


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◎行政による医療機関への支援

医師の働き方改革が求められています。

新しい法律「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」が国会で5月21日に可決され、5月28日に公布されました。

法律名から分かるように効率的で良質で適切な医療ついて行政が今まで以上に積極的にかかわれるようになっているわけです。

日本では地方自治体の運営する医療機関でない限り、一般的な病院(医療機関)で働く人たちは公務員ではありません。一般的な労働者です。しかし近年まで労働基準法に合わない働き方をしていても医療機関で働く人たちは暗黙の了解で働き続けてきました。

その例として、また今回の論点となるように、医師を中心に長時間労働が常態化している現状があります。人の命を預かる仕事を1日長時間働き続ければ心も体も消耗することは想像できることで、医療行為の質が落ちない方が難しいと思いませんか。

そこで2024年4月からは各病院ごとの機能を考慮しつつ、医師の時間外労働の上限を定め、一般的な医療機関では年間960時間未満、月100時間未満までとする上限になりました。

今回、厚生労働省では医療機関へ支援する運びとなり、厚生省から労働局と県庁へ指示命令が降り、そこから入札で業務委託された運営組織が専門家に依頼しマネジメントする流れで、病院への訪問指導をする形となります。

国会も厚生労働省も全国の医療機関の時間外労働を縮減出来るとの算段があっての立法なので、出来るところを見せたい、そのための今回の支援ということです。誰がどの事例を見て算段しているのだろう。

以前からお伝えしているように私も今年も何らかの仕事があるようです。なんだかんだで一般企業の平社員のような気分になりますね。

今回は特に一つの医療機関に通年で支援する形となります。

先週Web会議で厚生労働省・各都道府県労働局・都道府県庁・請負業者・支援の専門家の説明会と話し合いが行われました。私もWebの末席に連なる形で参加し、各県の組織の雰囲気や方言なまりも含めて面白く拝見しました。

行政の仕事は年度ごとに動き、4月スタートで計画立案と打合せに数カ月かかり、実行が年度の中盤からで、結果の確認のために終盤を残しているために、効果を与えるための実行時間が極端に少ない課題があります。

長年、長時間労働を問題視しており、改革しようとしてきた病院が出来ずにきた現状の中、アドバイザーが月2〜3時間の訪問で、ほんの半年で変化するのでしょうか。3年後に間に合うかどうか。厚生労働省の当取り組み担当者は「結果にコミットする気持ちで取り組んでほしい」と言っておりました。


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2021年06月07日

成長のきっかけは気付きであり自己の客観視


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私が使っている「さくらのブログ」は新しいブログが作成できなくなっています。「なると社会保険労務士の日記」は使えますが、これを一旦削除すると終了です。そのうち他社のブログサイトへ引っ越しする日も来そうです。現在の記事数1763。手間がかかりそう。

◎成長のきっかけは気付きであり自己の客観視

ゴールデンウイーク中にセミナー講師の依頼が来ました。会社で年間を通して教えてほしいそうです。数年前に社長の相談に乗った後、音沙汰がなかったのですっかり忘れていた会社ですが、思い出せば課題が多く、解決策も指摘したものです。

今回訪問して話を聴くと、会社は一向に変化しておらず、私の指摘と改善策も手を付けていないことが分かりました。今も解決策は変わりません。根本的な部分であり、手段を変える方法が無いのです。

仕事をひとつ無くす覚悟で従業員向けの講義で解決する内容ではない事実を依頼者である社長にお伝えしつつ、以前からの解決策に繋がるよう工夫する打ち合わせをしました。

課題のひとつとして従業員が成長しないと悩まれていました。「だから成戸先生から言ってやってください」とのことですが、それも私から見れば疑問です。

世間で「○○さんが私に言ってくれた言葉で人生が変わった!」みたいな話が良くあり、どこかで出会いに期待している人もいるのでしょう。テレビやネット記事が煽り過ぎているように思います。

実際には形が曖昧な「希望または不満や不安」を具体的にして課題に気づいた自身があり、自身に変化を求めており、改善方法を見つけ、実行する意欲を持ち、実行したからこそ変化があり成長があります。

他者の言葉は上記の気付きや改善方法への助言くらいしかできません。改善方法を言う人は世の中にたくさんいます。求めていないのにアドバイスしてくる人もいるくらいに方法提案はあふれています。もちろん提案内容の質はそれぞれですが、実際には優れた提案内容より次の展開をみるために必須である実行の方が大切だと思いますが、どうでしょう。

そのため、自身のありたい姿と現在の差から足りない部分を知る気付きがなければ先に進みません。自身で客観的にギャップを見る難しさから、他者の目が効果的であるのです。ただし他者から指摘されるのは気持ちの良いものではありません。反発する可能性もあります。

他者から「成長しろ!」は嫌がらせに近いですし、裏には「私の望んだ形になれ」と言われているように感じる人もいるでしょう。大事なのは本人の望む方向へと気付かせることです。そして指摘する側が本人にとって信頼されている人であることが重要であり最大の要点であることを忘れている人が多いような気がします。

困るのは、どのように手段を尽くして客観的事実を伝えても、自身を客観的に見られない人が居る場合です。この人は組織活動が難しい人です。他者への思いやりと効果的な親切が期待できません。仕事ができません。なぜなら自身の行動が周りに影響を及ぼす、その変化を理解できないからです。つまり自分が思いついた行動しかできません。

今回の会社では社長から「どうしようもない」とほとほと見放されつつある従業員がいるのですが、当人は「自分は正しく評価されていないだけだ」と思っている様子を観察しました。

私は「日本で近年このような人が増えている」報告を受けており、今回は、ほとんどズバリの人物像に当てはまり「これか!」と唸ってしまいました。

会社として客観的に評価し、本人に良い意味で気づきを与える工夫と努力を継続しましょう。すれば本人から「○○したいと思います。」の提案や「どうすればいいでしょうか?」との質問が出てくるはずです。

逆に、残念ながら会社の支援や努力に対して一向に気づかない、気付く能力が欠如している従業員を発見できるのも、評価と観察があってこそです。

そのような従業員に対して、どう対処するかは、会社の財力と方針次第です。

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