2023年02月27日

2023年3月の税・労務の手続(主要)[提出先・納付先]


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
3月に入ります。梅の花も咲きはじめ、桜を連想させます。花粉もですね。

さて恒例のカレンダーです。どうぞ。

◎2023年3月の税・労務の手続(主要)[提出先・納付先]

10日
○源泉徴収税額・住民税特別徴収税額の納付[郵便局または銀行]
○雇用保険被保険者資格取得届の提出<前月以降に採用した労働者がいる場合>[公共職業安定所]

15日
○個人の青色申告承認申請書の提出<新規適用のもの>[税務署]
○個人の道府県民税および市町村民税の申告[市区町村]
○個人事業税の申告[税務署]
○個人事業所税の申告[都・市]
○贈与税の申告期限<昨年度分>[税務署]
○所得税の確定申告期限[税務署]
○確定申告税額の延納の届出書の提出[税務署]
○財産債務調書、国外財産調書の提出
○総収入金額報告書の提出[税務署]

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
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2023年02月20日

学習と深い学び


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎学習と深い学び

先方にご迷惑が無いようにお名前はあげませんが、数日前、大学の先生とお話しできる機会がありました。

わざわざ資料を用意してくださり、経営戦略や育成についての説明を授業のようにしてもらえました。

その中で教育において「学習と学び」と二つに分ける、とされた内容が頭に残っているのと最近の実体験から心に響きました。

学習は普段の生活や仕事の延長線上にあるものとして、身近であり、同僚との話し合いでも向上することが出来るものとします。テクニックに近いでしょうか。

学びは、これらでは習得できない、今までの知識の枠の外にある、深いもの、とします。智慧かもしれません。

例えとして合っているかどうかわかりませんが、例えば普段の生活の中でリンゴが木から落ちる様子を見て万有引力を発見することが出来るのは、その研究をし続けた人のみでしょう。我々は引力さえ深く考えずに生活しています。であれば、引力や物理学について学ぶ必要があれば、研究をしている先生からおしえてもらうことになります。

一から自分で研究することは尊いかもしれませんが、多くの優秀な先人の知恵の集大成を学ぶことが手っ取り早く、それは人類としての進歩でもあります。偉大な先人の知恵に学び、視野が広がり新たな世界が見えるという意味で、巨人の肩に乗る、などと言います。

誰しも世のすべてを理解できていないのであり、今まで知らなかった分野があるのは当然です。新しい世界を学ぶとき、全くの門外漢は新しい知識が非常識に思えることもあるでしょう。それが新たな学びであり、人によっては知る喜びにもつながっています。

ただ、残念ながら世の中には自身の知っている知識の枠の中だけで思考を完結させる人が多くいます。そんな「この人の言っていることは常識・ルールに照らし合わせて明らかに間違っている」と即断する人と比較し、

「あれ?普通に考えたら明らかに間違っているけど、ひょっとすると・・・」と含みを持たせ、自分自身で調べ、学び、再検討・検証してみる人との知識と経験、視野の差は大きくなるばかりです。

企業における育成において、日々の学習で得られる成長もとても大事です。言うなればそれば今までの仕事の方法の深堀りであり、精度・品質・技術力の向上に直結します。

企業において新しい分野の学びは、今までにない仕事の方法や、新しい仕事自体の発見に繋がります。その企業を根本的に変える力を持っています。両利きの経営の表現であれば探索です。

危機感をあおるつもりはありませんが、金融ショックや疫病、地震災害、世界情勢の変化、そして突然の産業・技術等のイノベーションによって、否応なしに変化を求められるタイミングが短くなってきている現在、今日は成り立っていたビジネスモデルが一夜にして成り立たなくなることも考えれば、組織が変化し続けるうえで重要な「学び」を積極的・意図的に促進させる組織となるべく、環境を用意し、学びの意欲をもたせられる組織を作ることが大切です。

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2023年02月13日

創発性は変わり者を受け入れる柔軟な組織にある


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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◎創発性は変わり者を受け入れる柔軟な組織にある

リスキリングについて以前書いて以来、多くの情報の中で、その単語が目に飛び込むくらいには無意識に注目している今日この頃です。

ある記事によると「新規事業と合わせて従業員をリスキリングする手法は旧来の古いものである(時代に合わない)」と書かれており、私が以前書いた計画的に従業員を育成する方法を否定するものがあったので、よく読んでみると、

不確定の未来に向けて計画的に育成した場合、新しいスキルが役に立たなくなる可能性から「無駄が多い」と主張されており、その代替方法として、創発性の高い組織を作り上げることが重要であるとのことでした。

私も一部分は合意します。

創発性とは事業の中で生まれた偶然の出来事をチャンスととらえて柔軟に事業の中に取り込み、発展させることです。

しかしながら、創発性を高めるためには、様々な試行錯誤が必要です。またその前段階として多方面への情報取得、時にはリスキリングも必要となり、その上で自社の事業と繋げられるものを取捨選択し、プロジェクト等を通して新事業や新組織として育てるのです。

試行錯誤と取捨選択がある以上、自社では使えない知識や技術が多数存在することになります。これはその意味では無駄です。

言い換えれば多くの無駄となったものの上で1つの成功があるわけで、これは企業経営に限ったことではなく、人ひとりの人生においても同様です。

そもそも計画を立てたとおりに修正なく事業が進むことはありません。そこに計画作成時に予期しなかった出来事を受け止め、受け入れ、その上で未来に向けて修正するのです。この辺りの理解がその記事を書いた人には足りないように感じました。

話を戻し、ここまでで分かることとして「創発性の高い組織」とは「能力・価値観・趣味嗜好の異なる人間」が集まっており、更にその異能者が互いを尊重し合い協調しながら仕事をするからこそイノベーションが生まれると考えて良いでしょう。

すると今までの同質の人間を集める組織から大きく変える必要があります。
今回も思いつくまま書きますと、
面接方法
採用基準
採用時期
募集方法
企業理念
従業員マネジメント
出退勤時間や管理方法
評価方法
報酬決定方法
そして自分から見て「変わった奴」を仲間として認める環境と人格。その育成。

これらは経営者としての思想と人としての器が問われます。

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2023年02月06日

事故防止と法改正


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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◎事故防止と法改正

昨年の年末に私の目の前(5メートルほど)で交通事故があった件から話し始めます。

自己の内容としては、ある駐車場で自動車が突然、アクセル全開で突っ込んできた、いわゆる「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」です。

恐ろしいのは運転手はブレーキを踏んでいると錯覚しているため、アクセルを踏むのをやめないのです。

車数台にぶつかりながら最後は一台の車に当たり、動けなくなったところで一旦止まり、アクセルを緩めたと思った瞬間、もう一回アクセルを全開に踏み込んでエンジンが唸り続け、ぶつけた相手の車をグイグイと押し続け、そこでようやく止まりました。

私が確認したところ、怪我人はおらず、これが不幸中の幸いでしたが、

運転手は当然、頭を抱えて途方に暮れている様子でした。

まだ車に近づくのは怖かったため、遠回りしてその施設の警備員に事故を伝え、お任せすることにしました。

落ち着いた頃、ようやくミスの恐ろしさを肌で感じました。

5メートル先の事故であり、数秒先を私が歩いていたら、車はスピードを緩めるどころか、その時点で可能な最高速度で突っ込み、私を轢いていたはずです。更にもう一度轢き直した可能性まである。

今回のように勘違いからのミスは物理的に止まる所まで容赦なく突き進みます。本当に無慈悲です。

自動車という機械は、ある程度、ミスが起こらないように人間工学的に考えて操作系を設計されているであろうと思いますが、運転技術がある、という担保のもとで運転が認められているものです。免許です。

私見としてはミッションがマニュアルからオートマチックになったことも踏み間違いによる大事故が増えた要因だと考えています。

便利になった分、間違うと大事故が増える、そんな印象です。

ただし、近年は新たに「踏み間違い防止装置」が搭載された車が増えてきました。また便利になり「安心して高齢者が運転できる」としたメッセージのCMをテレビで見ます。

すると高齢者が免許を返納しない方向性へもっていきたいのでしょうか。踏み間違いは減るかもしれませんが、別の事故は増えるかもしれません。

話としては機械の話ではなく「高齢者が生活のために運転しなければならない状況」も課題になります。社会構造としての話です。

この辺りで話を終わらせたいところですが、最後に社会保険労務士の分野に繋げますと…法令の改正です。

労働法、社会保険関連の法令は毎年のように改正されています。その中には「企業や労働者が法令に従わないため厳しくなった」と思われる内容も少なくありません。

法律を作る側の考えを想像すると、今回の踏み間違い防止装置のような意味合いで作っている印象を受けます。

例えば「働き過ぎが原因の事故や死亡を防止したい。」「働けない人を減らしたい。」など。

企業側からは「こんなに法律で縛られたら働けない」という声を聞く機会が多くあります。ただ、上記のように企業側の怠慢が原因(放置すると事故が多発する)となった部分もあり、双方でお互い様な部分もあると理解しておくことも大切です。

ここで視点の変換をします。そもそも働いて不幸になるような働き方は間違っているのであり、人は幸せになるために働くものです。

モラル(安全配慮や思いやり)が無くなった労働環境の会社から「働いて幸せになる会社」への移動が円滑に出来るようにすることの方が先ではないか?とおもいます。そうすれば事故が起こる前に人が居なくなり安全となります。

すると、そんな「いい会社」が少ないのでは?との疑問も生まれ、世の中を良くするには「いい会社」を増やすことの意味が、こんな角度からも見えてくるのです。


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