2023年06月26日

2023年7月の税・労務の手続(主要)[提出先・納付先]


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

7月が近づいてまいりました。
梅雨明け・真夏…始まりますね。
恒例のカレンダーをお送りします。

◎2023年7月の税・労務の手続(主要)[提出先・納付先]

10日
○健保・厚年の報酬月額算定基礎届の提出期限[年金事務所または健保組合]<7月1日現在>
○源泉徴収税額・住民税特別徴収税額の納付[郵便局または銀行]
○特例による源泉徴収税額の納付<1月〜6月分>[郵便局または銀行]
○雇用保険被保険者資格取得届の提出[公共職業安定所]
<前月以降に採用した労働者がいる場合>
○労働保険の今年度の概算保険料の申告と昨年度分の確定保険料の申告書の提出期限
<年度更新>[労働基準監督署]
○労働保険料の納付<延納第1期分>[郵便局または銀行]

18日
○所得税予定納税額の減額承認申請<6月30日の現況>の提出[税務署]
○障害者・高齢者雇用状況報告書の提出[公共職業安定所]

31日
○所得税予定納税額の納付<第1期分>[郵便局または銀行]
○労働者死傷病報告の提出[労働基準監督署]<休業4日未満、4月〜6月分>
○健保・厚年保険料の納付[郵便局または銀行]
○健康保険印紙受払等報告書の提出[年金事務所] 
○労働保険印紙保険料納付・納付計器使用状況報告書の提出[公共職業安定所]
○外国人雇用状況の届出(雇用保険の被保険者でない場合)
<雇入れ・離職の翌月末日>[公共職業安定所]
○固定資産税・都市計画税の納付<第2期>[郵便局または銀行]
※都・市町村によっては異なる月の場合がある。

以上です。今月もよろしくお願いします。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
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2023年06月19日

世間と自社は別です


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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◎世間と自社は別です

日本全体を見ると「失われた〇年」「日本は衰退してゆく」という暗い話がありますが、だからと言って自分の会社の利益が上がらないのはイコールではありません。

自社だけは世間と同じでなくても良いのです。

どの分野にも人知れず利益を上げ、従業員も経営者も豊かに仲良く働いている会社があるものです。

テレビ等に華々しく出ている会社は「認知度が高い方が自社の利益につながる」理由から露出しているだけであり、静かに幸せに暮らしている会社もあるわけです。

同様に…これは社会保険労務士が言っていいものかどうか分かりませんが、法律を順守する者はいるし、あえて守らない人もいるし、知らないで守る人、知らないがゆえに守らない人もいるのが現実です。

悪意を持って法を守らない人は論外として、気付いた時点で近づくのはやめましょう。会社であれば早めに転職です。


さて、話は変わるようで変わりませんが、例えば育児介護休業法は毎年のように改正が続いており、その度に賛否両論があります。

法律が生まれる背景には、規制しないと守られない人が居たり、国の方針に沿う行動を促す意味があったりしますが「そこを法制化するのは筋違いだ」という人がいる時に私が時々思うこととして、

先述の「守る企業もあれば守らない企業がある」中で、規制で罰を下され修正するような会社に、誰が働きたいと思うのか?というものがあります。

もちろん法律とする意味は知っているうえで、現場を支援する者として、という限定で考えた場合、法律は基本的に最低限必要とするラインを用意しているのであり、それ以上の状態であれば良いため、

だったら、それ以上で、自分たちが良いとするルールを、自分たちで用意すればよいじゃないか。と思うわけです。

そして、そのような会社も人知れず存在しており、静かに幸せに過ごしているのです。

「そんなに従業員に好待遇にしたら会社がつぶれていしまう」という声もあるでしょう。これに対しては、もちろん現状維持のままではなく、望ましい会社にするために経営者だけではなく、従業員も知恵を出し努力して、望ましい方向へと進むことが大切です。

それが出来ないと嘆く会社が多くなる中で、自社は出来るようにすれば良いのではないでしょうか?

日本社会はなかなか変化が遅くとも、会社の中は思ったより早く柔軟に変われるものです。


お役に立ちましたか。今日はこのへんで。
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2023年06月12日

感謝と組織マネジメントの関係


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
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◎感謝と組織マネジメントの関係

かなり前からですが社会的風潮として自己責任を強調している裏で、他者に対しての無関心、寛容の無さが見受けられるようになってきたように感じています。

自己責任の中で自身が不利な状況に追い込まれることを避けるため、自身が強くなければならないとして、とにかく自身の得になる振る舞いを出来るだけしようとする効率性・コスパ(コストパフォーマンス)の追求が自己中心的で他者への配慮が無い風潮を感じているのです。

もっと残念なことには、あまり努力をせず楽をして得をしようとする意識が高い人が増えている感じがするのは私だけでしょうか。

それ自体は普通のことに思えますが、困るのは当人の行動による他者の不利益への配慮や「お互いさま」の意識が薄れてきていることです。

◎社会は誰かが責任を負っているから成立している

社会、企業、組織の活動や生活の中には面倒でやりたくないことは発生します。ただ、それをやらなければならないから責任を負って担当する人が実行することで世の中が回っているわけです。

その順番が自身に回ってきた時に拒否するとどうなるのか。「自身に都合の悪い点だけは我知らず」では、社会の一員として認められないことがあるわけです。

認められなければ、その社会で受けられる恩恵が与えられなくなり、生きづらくなります。

昔の人は、そうならないように様々な教えを残してきたわけです。因果関係が分からなくても遠慮(遠くをみて配慮する)する行動や姿勢、思考法のことですね。

「おたがいさま」もその一つでしょう。

◎感謝や恩、義理を知らない人たち

大きな表現では社会の役割と表現しましたが、日々の生活の中で、誰かが時間や手間をかけて手伝ってくれたこと、例えば「ここは会社だから教育を受けて当然」「家族だから食事が出てきて当然」「友達だから迎えに来てくれて当然」などの感謝、恩、義理について『返礼(お礼を返すこと)』をしないでいれば、自分だけ得をしたと思っているかもしれませんが、その「当然」は、いつか、ある日、消えてしまうかもしれません。

その時になって「社員である私は○○の権利があるのに周囲がしてくれない」「皆が冷たい」「パワハラを受けている」「ブラック企業だ」と主張し始める人が出てくることもあります。正直なところ「組織崩壊の始まり」です。

大きなトラブルの発端が「お互いに認め合う・助け合う」ことを分からない人から発生していることは、意外と多いのではないでしょうか。

だからこそ、企業としては感謝と返礼のワンセットをごく普通に出来る人を社員にすべきですし、採用後は、ここだけは徹底して教育するべきです。

上司が部下を気遣って指導したり守ってくれていることを分からない従業員が居れば、そっと教えてあげる。そんな縦横斜めの関係性がいいですね。

◎良い環境とは自身を含めて作り上げること

最近のネット記事では「ホワイト企業に就職したが…(マイナスな内容を記載している)」というものを時々読みますが、良い寛容を選んだ時点で自身が何もしなくても安泰であるという考え自体が甘いと思います。

自身がホワイト企業の一員となった時点で自身がホワイトを維持・向上する立場になったと自覚し、その組織の求められる姿勢や行動を自律的に実行してゆくことが求められているものです。

気付かなければ、ホワイトもブラックになる可能性もあり、もしくは組織から出てゆくことになる可能性もあることを理解しておいた方が良いでしょう。

※ただし、違法行為、不道徳行為を普通に行う組織、その他、身体的、社会的に問題があることを強要する、例えばお酒の一気飲みの強要を通過儀礼とするような組織であれば、初めから関わらないことです。私は丁寧に断っています。

自身が「してあげたこと」は恩着せがましく思っていて、人から「してくれたこと」はすぐ忘れてしまうのが人の性かもしれません、そこを社会性を持つ人になることで「生きやすくなる」ように育てることは、自身も組織も意図をもって行うことが、今の時代には合っていると思います。

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2023年06月05日

同僚が私をつくる


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◎同僚が私をつくる

私の目が向きがちなのかもしれませんが、最近のニュースを見ると倫理道徳的・社会規範から大きく逸脱した事件が多くなっているように感じます。

そこで感想として「信じられない」「有り得ない」と加害者を完全否定して自分自身と全く相容れない態度を取ることは普通にあることです。

加害者を理解しようとしても出来ない、のであれば分かるのですが、知ろうともしない態度をとることは、私の中では逆に危ういと考えています。

もちろん持って生まれた生物的な気質などもありますが、その他にも当人を取り巻く環境も、行動の原因に考えられます。

年々年を取るにつれて私の中では「この犯人と、私の間は紙一重」と感じるようになりました。そのような状況に追い込まれたら私でも、そうなってしまうかもしれない。そんな感覚を持って「気を付けよう」と思うわけです。

事件を限定するわけではありませんが、環境を1つの原因とするならば、情報は大きいと感じています。

テレビやインターネットで大量の情報が溢れていますが「取捨選択が個人に大きく委ねられている」時代となりました。これにより自身の趣味趣向に限定して情報が目につくようになり、その他の価値観、ものの見方にすら触れる機会がすくなくなりました。

有ったとしても合わなければ目を背ければ無かったものになります。もちろん他者との交流によって新たな価値観に触れることもありますが、人々に触れ合う機会が少なければ限定的な価値観を強化してゆくことになります。
そこで世間の「だいたいこれくらいが普通の考えだよね」から知らず知らずのうちに大きく離れた価値観や感情を作り上げることは想像できます。

「自分が思ったら、それが事実であり、それが正義である」なんて驚きですが、世界にはそんな考えで生きている人が多くいるのです。

さて、年に何人、初対面の人と出会いますか?
お互いの価値観を語り合える機会はどれくらいあるでしょうか?

そう考えると、実際には多くの人が、いつもの人と、いつもの会話をしているだけなのかもしれません。
すると、周囲にいつもいる人の価値観との交流が、その人の一部を作り上げていることにもなります。

会社内という限定された1つの社会での会話が自身を作り上げている、と思えば、尊敬できる同僚と仕事がしたいと思いますね。

会社選びは思ったより重要であると思います。

そして「いつもの人と、普段と違う内容を語り合う」も、とても大事である、となります。私は会社は意図的に場を作るべきだと思います。

さて振り返って、独立開業した社会保険労務士などという人々は、従業員を雇用しない限り、なかなか孤独な生活となります。雇用しても上下関係から対等な会話が出来るか疑問もあります(すると会社経営者も同様かもしれません)。

例えば若くして独立した人となれば、その時点で「変わり者」であると私自身も含めて思いますし、そうでしょう。

そんな人が1人で仕事を進めてゆくと、少しずつ社会一般とズレが生まれてもおかしくはありません。そんな人を多く見てきました。

そんなこともあり、先述の紙一重の感覚を持ちながら、自身を俯瞰で眺めチェックしている自分が居ます。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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