2016年07月14日

従業員個人の資質に頼らないこと。

「働く喜びに満ちた会社」に育てる!の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

◎従業員個人の資質に頼らないこと。

経営者の相談とも愚痴とも区別のつかない言葉を聞きました。

「長く働いてもらうつもりで彼に集中的に教育したのに、辞められてしまった。」

「彼しか出来ない仕事があるのに…仕事に穴が開いてしまう。」

これを聞いて、まず初めに分かるのは「人が辞める」という想定をしていないこと。

退職する理由は多くあります。当社が嫌になった、というマイナスの理由から、他社の給与が良かった、仕事内容を変えたい、他にやりたことが見つかった、本人が病気で倒れた、などといった個人的な理由があり、更に、家族の介護や転勤についていくなど、家族の事情もあります。大きくは、地震が起きて地元から引っ越す可能性もありますね。

その人が居なくなる可能性が分かれば、他の従業員にも同じ仕事が出来るように教育する必要が分かります。

多くの人が同じように仕事を出来るよう、様々な仕事を経験させ、一定のレベルを保つ。これは工場で「多能工化」と呼ばれるものです。

それについて指摘すると、経営者は多能工化については当然知っており、その言い訳は「彼は能力が高くて、一番期待していたんだ。」

確かに人それぞれ能力の高い低いはありますが、経営の視点から見ると、個人の能力に頼り過ぎるのは避けたほうが良いでしょう。

一定のレベルを維持する必要性はあります。それでようやく経営の安定と計画が立てられます。

能力の高い従業員が「期待した能力を発揮して」素晴らしい業績を上げたときは、「業績」も「高い能力を持った従業員が自社にいること」も神様のご褒美くらいに考えておいたほうが良いのではないでしょうか。(もちろん従業員本人にもご褒美を与えたいところです。)

個人に頼ると、仕事は当人に集中し、責任が負わされ、仕事の量が増え、高い質も要求されます。

本人のストレスは高くなるのではないかと想像できます。

そのまま継続すれば、本人が倒れるか、退職するかの結末に向かう可能性が高くなります。つまり冒頭の退職する確率を会社は自ら高めている、という皮肉な事実が見えてきます。

そもそも、そんな状況では従業員を大切には出来ていませんよね?

最後に、結論として「従業員個人の資質に頼った経営をせず、仕組みでカバーできる手法を考える必要があります。」と冒頭のつぶやきに答えることになります。

今日はこのへんで。


事務所:岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/


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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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