2016年07月21日

コンサルティング指導の現場にて。

「働く喜びに満ちた会社」に育てる!の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

◎コンサルティング指導の現場にて。

経営コンサルティングとして指導をスタートした会社(製造業)での出来事です。

「残業代の未払い」を退職者が労働基準監督署へ相談され、会社に来署を命じる書類が郵送で届いてしまいました。

文書で勢いを表現するなら「辞めた従業員が労基署に駆け込んだ!」と言うやつで、結構大変な事態です。

事情を経営者に聞いたところ「残業を抑制するために『2時間以上残業を行っても賃金を付けない』と明言して、残業をさせないようにしていたが、従業員が勝手に仕事をしていた。」と説明されましたが、残業を勝手にやっても残業代は支払わなければなりません。

私の指導は2か月目をスタートしたばかりで、事態を把握して改善するように助言したところでした。


(私の指導以前からの問題が噴出したわけです。ここで残念な事実があります。この会社には以前から顧問契約を結んでいる社会保険労務士がいます。との事実だけは挙げておきます。色々とひどいものです。)


改善策として残業を行う際に許可制にして上司に申請する形をとる、などの方法が考えられます。社労士だったらそれくらいは簡単に指導が出来る範囲ですよね。

私は、それとは別に、残業を恒常的に行わなければならない経営状態に陥っている点が問題であると考えました。それなのに利益が出ていない。

利益が出ないまま従業員の思う存分残業をさせていては、割増賃金を含めた残業代を支払う余裕は無くなり、経営の危険水域へ突入しかねません。というか、突入します。

更に調査を進めると見えてくるのは「製品の納期遅れに対する感覚の麻痺」であり、この「感覚の麻痺」は様々な部分で組織の機能を低下させていました。

ほとんどの製品の納期は遅れていました。

納期に間に合わない、合わせようとする姿勢が見えない会社に、顧客は発注を止めたり、利益率の低い仕事しか与えてくれなくなったようです。


経営者として「どうしても間に合わせなければならない」と強く求めれば、恒常的な残業による解決以外に何か知恵や工夫が見えてくるものです。

しかし現状、その気持ちの緩さが見え過ぎて、私としては、この心理的な弱点を変えなければならないと考えています。

納期遅れの原因は、もちろん他にもありますが、心理的な部分と分ければ、それは比較的簡単に改善出来ます。今回の問題は小手先の提案では意味をなさない状態となっています。

問題に対する直接的な助言をしても実行できる状態ではないのです。
だからこそコンサルタントを求めている、とも言えます。

(これまでに数名のコンサルタントが入って、一向に改善しなかった、という残念な事実もあります。)

その為、様々な手段を講じながら、絡んだ問題の要素の糸をほぐしつつ、経営者と従業員が望む「あるべき姿」に近づけていきたいと考えています。

「感覚の麻痺」は長い時間をかけて「ゆでガエル」のように本人を苦しめます。気付くには、ある程度の刺激が必要で、それはひょっとすると外部の新しい風が必要なのかもしれません。

今のところ、出来そうな感触を持っています。明らかな結果が出れば自分が成長したと自負できますし、また報告したいと思います。


事務所:岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/


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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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