2018年04月30日

「いい会社」見学会 株式会社天彦産業様


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

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◎「いい会社」見学会 株式会社天彦産業様

2018年4月27日に大阪にある株式会社天彦産業様へ訪問しました。

過去には女性活躍の手本として安倍総理も見学に来たことがある創業143年の鉄鋼等販売会社です。

社長の樋口友夫様が社長の生い立ちから会社説明と我々の質問に答えてくださりました。

会社説明を受けた部屋に掲げられていた「『価値の追求』天彦行動十訓」と「実践十ヶ条」に目を通したところ、興味深い内容が多くありました。

「部分最適より全体最適を求めること」、「委員会活動を業務である直接的に利益を生み出す行動と同等とするよう求めている点」これらは組織化の要点を端的に示していると驚きました。

また、経営学者の野中郁次郎氏の知識創造企業の理論である「暗黙知と形式知」について挙げられており、社長の「経営学書のようなものは読まない」の言葉とは反対に、経営について学問としても学ばれているように思います。またはこれらの内容が社員の言葉を集めた内容であれば、それはそれで経営への理解が非常に高度な状態を指しています。

社長は書籍として他の経営者が書かれたものを読まれるそうですが、私のような会社を経営したことの無い者が読む意味と違い、経営者としての感覚を持って文字としては書かれていない行間の、著者の心の動きや思考過程を読まれているのだろうと推測しています。

社長が「俺一人だけに経営を任せたら絶対つぶれる」「社員の全員が小指の先まで経営に参加してくれないとつぶれる」の言葉に分かるように、自身の過去のコンプレックスと、ありのままを受け入れ、社員の力を求め引き出す工夫を大切にされており、従業員の様子を見て「てんひこ色に染まってきているな」との言葉の反面、「俺の物真似はしてはいけない」とも仰っており、この違いについて、

社長の考え方は自分自身の得意な方法(社長の人柄を含め)で経営されているという意味と、てんひこ色は社員全員で作り出すものであるという違いを指しているように思います。

てんひこ色は、自社の社員のあるべき姿であり、社員の基本であるコンピテンシーから自社の社員の素晴らしい姿であるコア・コンピタンス、さらには社員全体が人柄から経営への理解までを含んだ学びを続ける『学習する組織』の一員となる企業風土であると見て取れました。

気になって飛行機の中で声をかけた若者が最終的に上海の支社を開くきっかけとなったり、女性社員の育児休業からインターネット販売がスタートし、売り上げを上げている内容を聞くと、偶然を見逃さずチャンスとする計画的偶発性を上手に取り入れています。実際の人生は偶然の重なりで、それをどう生かすかにかかっている部分が多く、経営という枠ではなく、人生としてのお手本を聞かせていただきました。

社員を大切にすることによって女性活躍の視点から社外への認知度が高まり、社員募集採用に困らなくなっていく過程は、「社員を大切にする」を日本社会から見たら異端とされているからこそ輝くという意味でもあります。

社員採用についてのお話で「就職希望者が玄関から入ってくるところから社員全員が見ている」と聞き背筋が伸びました。きっと我々も見られていた、と思うと、どんな評価だったのだろうと気になります。

質疑応答の後、工場内の見学となりました。私は10年ほど前に鉄工所で10年ほど働いていたため、使用したことのある機械などを見つけ懐かしくなりました。

帰りの社長のお見送りを受けながら帰宅する途中、感想として真っ先に頭に浮かんだのは「こんな会社だったら、会社を辞めることも、社会保険労務士になろうとも思わなかっただろう。」です。

天彦産業様のような会社が日本に増えれば、幸せな人は増えるのではないか、そのためにも感動だけではなく、きちんと分析して、私の関わる会社で役立てることが出来るようにしたいと思いました。

今回は貴重なお時間を、ありがとうございました。

天彦産業記念撮影20180427.jpg
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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