2018年05月24日

社会保険加入を確認しましょう。


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

◎社会保険加入を確認しましょう。

障害を持った方から相談を受けました。

その人は会社に勤めていた際に労災にあって片腕が動かし辛い障害となり、労災の傷害補償一時金を受給したが、年々腕の筋力の低下とともに、動かなくなってきたとのこと。

何か救済措置はないか?との相談でした。

残念ながら労働者災害補償保険法(労災)の傷害補償一時金に該当する障害は、障害が自然に悪化した場合に新たな補償が受けられません。

障害の固定(治癒)の時点で補償がすべて終わったと考えられる…とされています。

そのため社会保険(国民年金・厚生年金保険)の障害年金に該当するかが焦点になります。

しかし困ったことに勤めていた会社が相談者を厚生年金保険に加入させていなかった事実が、会社倒産後に発覚したそうで、さらに追い打ちをかけるように、相談者の障害の程度が障害厚生年金の3級に該当するであろう程度であり、

障害基礎年金(国民年金)は1・2級までしかないため、

「厚生年金は利用できず、国民年金の方では支給要件に該当しない」と、どこにも引っかからない残念な結果となりました。

会社が倒産しているため、損害補償請求をする相手がおらず無理でしょう。社長個人相手に訴訟は難しそうです。

このような酷い会社は世の中にたくさんあるため気を付けなければなりません。

今回の事例は、労働者側からみると自分を守る保険や法律は最低限知っておかなければならないことを示唆しています。

働き始める前の労働契約書の確認、働き始めてからの待遇、給与明細、その他もろもろを会社任せにしてはいけません。社長の煙に巻く話術より、実際の行動を見て会社を評価すべきですね。

労働者全体の知識が高まれば法令を遵守しない会社に就職することはなくなります。自然とそのような会社は減っていくことでしょう。国がカバーしきれておらず人知れず泣き寝入りしている人を見るたびに、労働者の労働に関する法令への理解を高める必要がこの国にあると感じます。

会社側も、人手・労働力・優秀な人材・着実な経営を望むのであれば法令を守り、最低限、社会保険加入義務が発生した従業員を加入させるようにしてほしい、ではなく、加入させるべきであります。

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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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事務所
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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