2018年06月14日

心理的な『貸し』と『ものさし』


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

◎心理的な『貸し』と『ものさし』

会社を退職・解雇されるときに労働者と使用者のトラブルが発生しやすくなる実例を多く見ているうちに、ようやく気付いたことがあります。

それは労働者には「会社に対して貸しがある」と心のどこかに抱えている部分がある事実です。

労働者の感覚として、労働者から借りているのは会社です。

・これだけ長く働いて会社に尽くしたのに…
・つらい残業を、会社のためを思って頑張ってきたのに…
・会社の要望に応えて転勤もして、賃金も下がったのに…
その返礼がこの程度なのか、と感じるのですね。

私も社会保険労務士になる前に、ある会社で10年弱ほど働いたわけですが、退職日まで年次有給休暇を使わず頑張ったのですが、会社での送別会も無く退職金も30万円弱という仕打ちに、退職後に当該会社を応援しようなどとは考えられませんでした。社長はベンツの最高級グレードに乗っているのにね。

という例を挙げてましたが、会社側としては、コストを抑えたい気持ちがあるでしょう、特に退職者に手厚くしても得しないと考えていると思います。

しかし、トラブル発生、訴訟、とまではいかなくても、味方を減らす行為であることは間違いありません。あるいは敵を増やしているかもしれません。長期的視点で考えてもらいたいものです。

2018年04月12日の日記「人事労務の無策・育児休業・福利厚生」 http://gifusr.sblo.jp/archives/20180412-1.html

に書いた例も「これだけ働いて、この程度の退職金では割に合わない」からこそ復職する意思が無いにもかかわらず、育児休業として休み、退職ではもらえないはずの手当を受け取る行為に至るのではないか、と考えられます。

金銭的な問題はともかくとして、退職時の満足という意味において、円満退職がなかなか難しいのは何故かと考えた時に、会社が従業員を大切にしていない場合は問題外として、

労働者自身が労働者の権利・義務・市場価値を理解していない点があるように思います。

法的な権利、会社での就業規則でうたっている権利。権利と同時に発生する義務。

一個人の労働者としての市場価値。「自分はもっと仕事が出来る(重要な仕事をした)優秀な人間だ」と労働者の多くが自己を過大評価している部分はあると思います。評価が高ければ報酬も高く望むためです。

言い換えれば「これくらいが妥当」と思える物差しがあってこその満足があると考えれば、ものさしを持ってもらう学びの場を会社が用意することも必要なのではないでしょうか。

一つは人事評価。他は会社の財務状況説明、就業規則や社会保険や労働法の学習会があってもよさそうです。

満足で付けくわえるとすれば普段から会社が従業員を大切にしている、自分が大切にされている感覚があるかどうかの差は大きいでしょう。

一人の従業員を一人前に育て上げるための手間暇費用も会社には必要です。これを手厚く、気持ちを添えてつたえていくとよさそうにおもうので
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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