2019年04月08日

なぜ部下は指示したことを実行してくれないのか?


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

ご愛読ありがとうございます!

◎なぜ部下は指示したことを実行してくれないのか?

そう思う上司や経営者は多いようです。

最近の私の体験を事例に挙げて考えてみます。

●電話での相談
相談者A「○○について教えてほしい」
成戸「ああ、それは□□ですね。その意味はですね…」
A「分かりました ガチャ(電話を切る音)」

私が「ここから大事なところ」と意気込んだタイミングで、話の途中で切られる。

Aさんは経営者でした。忙しいのでしょう。自分が知りたいことのみを知りたい気持ちは良く分かりました。

ただしAさんが問題と見ている箇所とその解決方法が正しいとは限りません。

適切な問いを用意しない限り、電話での一方的な質問と打ち切りは効果が無いどころか、問題を複雑にさせるだろう、という予感を感じました。

上司と部下の関係であれば、最後まで話を聞いてくれず、勝手に結論を出し、指示をだされれば、現実とは異なる対応策になる可能性もあり、また部下の意欲も無くなるでしょう。

●責任を認識してほしいと言う上司

人事担当者Bとの話し合いで、現在困っていることを聞いていた時の発言
B「若い子には責任をもって仕事をしてもらいたい」
成戸「責任とは何を指しているのですか?」
B「仕事をしっかりしてほしい」
成「できない場合は責任を取るのですか?ボーナス減額とか?」
B「そんなことはありません。」
成「つまり、責任を取るという意味ではなく、責任感を持ってもらいたい、気持ちを持ってもらいたいという事でしょうか。しっかりやれ、ということですね。」
B「(うなずく)」

言葉には様々な意味があり、正確な意味が伝わるように工夫して伝えなければ、伝わりません。

困ったことに、言葉の意味を間違えている人もおり、大事な伝達事項は手を変え品を変え、重複チェックをしてやっと安心できる、のが当然と思います。

特に中小企業では1を聞いて10を知るような超優秀な新入社員が来ることは稀であり、丁寧に言葉を伝え続け、文字通り「浸透」するまで時間を掛ける意識が上司には求められます。

もう一つ大事なこととして
企業理念などへの理解と共感が高いからと言って、行動するとは限りません。
それほど理解と行動の間には溝があると理解しておいた方がよさそうです。
馬を水場に連れていくことは出来るが、水を無理やり飲ませることが出来ない、という諺があったような…どうやって実行に結びつけるかの工夫を考えましょう。

何はともあれ会社への信頼感は必須です。
「ウチの会社ってブラックだから…」と言っている従業員が良い仕事をするとは思えません。

信頼されるにはどうしたらよいでしょうか。
嘘をつかないことです。
公平であることです。
従業員を信じることです。

自社が正しい道を歩んでいる、実感を持たせることです。

社会保険労務士の立場から具体的に挙げるとすれば
・労働法を守ること。
・社会保険関連の実務を正しく行うこと。
・従業員育成に力を入れること。
・公正で公平で公明な評価制度、賃金制度を運用すること。
・上記内容の上での人員配置を行うこと。

コンサルティング指導の立場から抽象的に挙げれば
・企業理念を実現するための職務内容であること。
・外部環境との折り合いや比較において認識し、理念を実現するためのポジショニングを行うこと。
・同僚と協働できる環境を整えること。

自分の言葉でしっくりくる表現で言えば
「一本筋が通っている状態」です。

また、上記項目には行動を促すような仕組みを含めています。
それは皆が望む理想に向かって、きちんと働き、学び成長し、きちんと評価され、きちんと報酬を受け取り、きちんと休みを取り、会社が発展し、理念に近づき…元気に楽しく働く…の循環です。
会社が用意した循環に乗れば、いいことがあるよ、と見て、感じて、考えて、乗ってもらえる仕組みです。

ここまで来れば、従業員が行動してくれる環境が出来上がったと言えそうです。


お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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