2019年11月11日

10年後の自社を想像してみると


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

ご愛読ありがとうございます!

◎10年後の自社を想像してみると

私自身が40歳代となり、自分と同年代や近い世代の会社経営者とお会いする機会が増えてきました。最近の経営者が若いのではなくて、自分が経営者とお会いする機会が増えただけであり、自分が歳を取っただけである現実を直視する努力をしています。今日は年齢の話です。

例えば「従業員の居心地が良い会社」となっている場合、離職率は下がり、中途での退職者が減少します。定年まで働いてもらえます。素晴らしいことですが、例えば30人程度の中小企業は従業員を毎年採用することが出来ないため、経営に合わせた人数まで雇用したら、採用がぴたりと止まってしまいます。すると採用が止まったまま経過し、従業員の平均年齢が上がり、年齢の近いもの同士の定年退職や加齢による病気関連、家族の介護などが連鎖して、ある時期に一斉に離職し、人数の減少が発生することがあります。

その他、次世代への仕事の引継ぎや、新しい道具への適応力の低下などの問題が高齢化によって引き起こされる可能性があります。

病院を例にとると、急性期病院や大きな大学病院への就業希望者は「新しい技術を学びたい」若い医師や看護師が多く、田舎の落ち着いた慢性期の病院、精神科などは中年の「落ち着いた職場で、ゆっくりと仕事がしたい」といった人が多く、このように住み分けが出来ており、後者の方が離職率は低く、平均年齢の高齢化が進んでいます。

例えば看護師長が交代できず70歳となっていたり、現実は大変なことになっており、これ等についての指摘をすると担当者、経営者は「そうですよね〜。」と真剣なため息をつかれ、悩まれます。年齢とは経験の積み重ねを含め、能力の増減にも関係し、さらに誰もが1年に1歳しか年を取りませんから、この問題は即時解決は難しいのです。

ここで経営者に「10年後の会社を考えてみましょう」と勧めてみます。10年計画であれば様々な面での変化を加える可能性が大きく広がるからです。会社の経営方針、業界への対応、従業員の年齢構成、能力の伸びしろ、育成、役職者への引上げ、配置、給料、等々、今から考えて実行することになります。

すると経営者は「そうだなぁ」と様々に想像されるのですが、自分自身が歳をとることを思いつけない方が多くいることを実体験として知ることが出来ました「10年後も現在55歳の自分が55歳で健康で意欲ある自分のまま経営を取り仕切っている…」と。

55歳の社長が10年後となると65歳。引退の時季です。そんな時に元気な自分を想定されると後継者への事業承継・継承は完了しているとは思えません。そして人によっては病気になったり時代の変化についていけなくなったり…と思わぬ出来事が事業に影響してくることも想定されます。そこで経営者自身の手に負えなくなり、後継ぎも用意できず困り果ててしまう経営者も多いようで、そのニーズを拾うように近年、M&A(企業の合併や買収)が流行しています。

格好良く言ったって会社の売り買いです。知らない人へ従業員ごと売り払う行為です。会社の中身は人です。人が消えれば会社は存在しません。理念も文化も多くが異なる企業同士であれば買われた会社に合わなかった人は辛い思いをしながら在職し続けるか退職するかの選択をすることになります。良くありませんね。

元へ戻れはM&Aなど無く、穏やかに後継者交代が出来れば、これが理想なのです。そのためには、若い経営者が今から次期経営者とのバトンタッチの期間を含め、長期計画をもって進めることが望ましい。それが経営者のとても大切な最後の務めとなります。

けっこう視野の長いお話ですので、今から着手することをお勧めします。

今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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