2020年04月27日

普段の基本指針と行動が非常時に試される。


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

ご愛読ありがとうございます!

◎普段の基本指針と行動が非常時に試される。

よく言う「いざという時のために」が現実にやってきた現在、その準備をしていた会社は何社だったのでしょう。

内部留保を厚くしていた
非常事態の協力会社を探し、事前に協定を結んでいた
会社に出勤できない状況を想定し在宅勤務テレワークなどの訓練をしていた
災害時の物資の中にマスクが備蓄されていた
「ウチの業種では在宅勤務できない」と気付いて別の業種の事業を興していた

外野が勝手なことを言いますが、毎年のように日本各地で起こる台風豪雨による災害、地震、10年周期で起る経済恐慌、これらを考えると、ほぼ確実に将来、非常時がやってくることが分かっているのに、なぜ準備しない?と無責任なことを書いてしまいます。

今回、助成金、協力金の名目で手続きすれば国からいくらかお金をいただけると言う制度を知った日本人は多くいるのではないでしょうか。特に今回は全国民に支給されるようですから、今後の日本国民の頭の片隅には残り続けることでしょう。良し悪しはあると思います。

企業向けに従業員の雇用を守るため、雇用調整助成金を中心とした助成金がありますが、情報収集や知り合いの社会保険労務士から聞くところによると、会社の過去の記録がないために助成金申請が難しい会社もあるようです。

過去の経営状態や従業員の出勤日数や状況、また1日の賃金額など、1年前と現在のその差によって支援すべきかどうか判断する必要や支給すべき額が変わってきます。そのために過去の記録が必要なわけですが、中小零細企業はそのあたりを非常に雑にしている会社が多く、支援しようにもできないという悩みがあるようです。

一例を挙げると会社と従業員の間の就労と報酬の契約、入社時の労働契約でさえも作成してない会社は多くあります。労働相談で多くの会社や従業員から相談を受けましたが本当に書面で残していないケースが多くあり、契約そのものの存在から疑われてしまう、つまりその会社の従業員であるかどうかの証明ができない、という基本中の基本から問題があるわけです。(そして従業員の離職時に「約束を言った・言わない」で揉める…。)

雇用保険に入れていない。
社会保険に入れていない。
賃金台帳を作っていない。
出勤簿がない…

毎月その会社で働いてお金はもらっているというだけでは、実態として認められるでしょうが、申請許可を下す行政が一つ一つそれを現場に見に来て判断するような審査をしていては多くの助成金申請に対して時間的に間に合わないわけです。

こうなると疑いだしたらきりがない状態になってしまい、行政としては、目をつぶって簡略化しようとしています。正直私が悪い人であればいくらでも不正受給できそうな悪知恵が湧いてきます。我々のように資格を持って仕事をしているわけではない人物であれば、いくつかの実業として存在していないペーパーカンパニー(休眠会社)数社を利用して、助成金を受給したら姿を隠せばいいわけですから。

話を戻し、今回でよくわかったと思いますが、会社経営における手続きや記録はきちんと実行し、整備し、、保存しておく、基本を守る。日本に本社を持つ会社として、すべきことをする。

できない一つの要因として、会社経営を始める時にこれらの必要事項を学ぶ機会がない。

学ぶ機会があっても聞かない人が経営者になる傾向もありますが。

ただ、社会に出て働く上で知っておくべき知識は義務教育の中に入れても良さそうですね。

社会保険労務士が学校に出前授業で出かけて教えている機会も多くなりましたが、授業の質や内容を十分に担保できていない現状もあります。

ともかく経営者は従業員を雇用した時点で、その人の人生の一部を預かったと認識し、学ぶべきことは学び実行する必要があると言えます。

今回の新型コロナウイルス禍によって、各企業の対応が大きく異なりニュースになっています。テレワークができるのにもかかわらず仕事があるから満員電車に乗り出勤して来いと言う上司、会社は人命を軽視しているとして、ウイルス流行が終息した後に優秀な人材から先に転職していくことになるでしょう。

こうなると、いざという非常時に何を最優先とするか、助けられない物事もある中で何を大切にするかを決める大切さが分かってきます。

人の心は揺らぎやすいものです。約束して明文化して日々ことあるごとに確認する。

結論はいつもと同じ「従業員とその家族を大切にする」ことです。基本を守れば会社が強くなる、そう思います。

今仕事が無いのであれば、そのあたりを学んだり整理したりする機会として実行されてはどうでしょうか。インターネットも書籍もあります。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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