2020年05月04日

想像力と命


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。当日記をご覧いただき、いつもありがとうございます。

◎想像力と命

日々の生活の中、新型コロナウイルスとの対応に慣れつつある時期ではないでしょうか。

しかし問題は続いており、我々はこの状況に長期間付き合わなければならないようです。そこで大切なのは心の安定であると思います。焦ることも諦めることもせず付き合う。

安定するには不安定にならないこと。ブレないことです。目標や目的、優先順位、指針、そしてリーダーの姿勢。これらは安定していてほしい。安定しているか確かめる前に目標などの具体的な説明が無いと、安定は無く、安心はありません。

よろしくない一例として、コロナ対策における助成金関連では朝令暮改の連続で、中央省庁のエリートが立案・制定しているとは思えない仕組みや手順となっており、中小企業の経営者が手続するには難しすぎたり現実的ではない仕様となっており、彼らはどうやら現場の理解も想像力も足りていないようです。

更には厚生労働省が作成している助成金の書き方マニュアルの中に間違いを見つけてしまったり、これを見るに限り彼らの中に優秀さという意味でのエリートは既に存在しないのかもしれません。それとも彼らの仕事として助成金は優先順位が低いのか、それとも助成金を払いたくないのが本音なので、申請期間中に申請できない仕組みにしているのか…。

市民側でも自粛を理由に、いまだに集まって遊んでいる人がいます。
会社出勤の必要がないはずなのに出勤を求める会社、上司がいます。
どうしてそうなるの?

防疫の専門家によると「はじめに最悪の想定をして、これに合わせた最高の防御をはじめに行っていれば、被害は少なくできた」「しかし日本も、なぜかできない」「それは想像力の欠如だと思います。」とのことです。

最高の防御をしたのち、状況に合わせて防御を緩めるべきだった、と。

ちょうど100年ほど前(1918-1919)に流行したスペイン風邪(スペインインフルエンザ)では日本でも多くの人が亡くなりました。
(日本の内務省統計で日本で約2300万人の患者と約38万人の死亡者が出たと報告されていますが、歴史人口学的手法を用いた死亡45万人(速水、2006.)という推計もあります)だそうで、50万人と言う人もいます。

これだけ人が亡くなっても、どうやら日本人は忘れやすいのかもしれません。

想像力が足りず、忘れやすい。

SNSやニュース、ワイドショーを見ていても「周りの大切な人のためにも」「安全のため」「身を守る」とソフトな表現を使って啓発しています。

実際に刺激があり過ぎて使わない言葉があります。パニックを起こさせないためでしょう。
死に至る病です。死にます。毒性が高い。非常に危険。しかしこれも慣れます。

そして、死者○○人と聞いても慣れていく。

イギリスの首相は1か月前にハッキリと「多くの人が、家族や大切な人を失うことになる」と演説しました。想像力の乏しい人にも伝える必要があったからでしょう。そして自粛では足りないとして外出禁止命令を下した。経済の停滞による金銭的な問題より、人の命があれば、やり直せる。そう考えています。

日本も人命を大切にしています。しかしウイルスでの死以外に、コロナ禍の最中、その後に経済的な理由での死も避けなければならないと考えているようです。その理由で経済を止めてはならないと(性善説で考えれば)。その意味で、今からコロナウイルスの間接的な影響で人が死なないように、心の安定から考えるべきなのではないか、と考えます。(政府は今頃、コロナ後の生活保護者数と保護費用を試算しているのかな?そんな時期じゃないと思うけど。)(行動の自由を強制的に奪う強力な権限を与えるべきか、個人の自由を尊重すべきか、の問題もあり、また個人的には熟慮の末?布マスク2枚配布を決断した方々にこれ以上の強権を与える不安はあります。)

ここまで延々とコロナで書いてきて、急に話題を変えます、論点は同じです。

会社で働いていて死に至る病に罹ることがあります。

うつ病です。
(死に至る可能性がある病という事です。亡くならない人の方がはるかに多い。誤解なさらないように。)

コロナウイルスと比べると長時間苦しめ、完治が難しい病です。非常に厄介な病です。いまだに「気持ちの持ちよう」と言う人がいますが、医学的な病気です。

これを会社の人が、人に罹らせる。これを想像すると恐ろしいことに思えませんか。会社と言う人格に責任を擦り付ける向きもありますが、最終的には人が何らかの決断や行動を実行したために環境が出来ているのであり、人による行為です。

これも想像力の欠如から生まれます。相手への思いやりは想像力が無ければ生まれないのです。

裁判や労災に認められないだけで多くの人が会社で辛い思いをして心を、脳を病んでいます。

今年の3月まで労働関係の電話相談の仕事をしていましたが、多くの人が理不尽な状況で働き苦しんで相談をしてきました。

会社内の人間同士になると不思議なくらい相手への想像力が欠乏する、そんな会社が日本には、まだまだ多くあります。

私への相談が労働に限定されていたのであって、ひょっとすると会社内だけではないのかもしれません。

想像力が足りないと人は間接的に、または直接的に人の命を奪うことがある。という事を知っておくべきです。

いや、想像力が足りないと人は人を殺す。こう表現した方が直接的でわかりやすいかもしれません。


では、想像力をもって相手を思いやれるようになる方法とは?いくつか頭の中にあるのですが、まとまった時に書こうと思います。皆さんも考えてみてください。


お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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