2020年08月24日

最低賃金額の変更発表


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

ご愛読ありがとうございます!

◎最低賃金額の変更発表

厚生労働省から最低賃金額の変更が発表されています。

各県ごとに「この額よりも時給を下げてはいけない、とされる額」が地域別最低賃金として決められています。

そのほか各県で特定の業種によっては業種別に最低賃金が決定されています。こちらの変更は私の地元岐阜県ではだいたい11月から12月に変更されます。地域別と業種別では変更の発表時期がずれるのです。

それでは近隣の地域別最低賃金の変更額を見ていきましょう。
下表の見方は「岐阜県で852円に変更。現在の額より1円増額。2020年10月1日に変更される。」と読みます。

岐阜 852円 1円増額  2020年 10月1日(発行予定日:変更日)
長野 849  1     2020年 10月1日
愛知 927  1     2020年 10月1日
三重 874  1     2020年 10月1日
滋賀 868   2     2020年 10月1日
富山 849  1     2020年 10月1日
福井 830  1     2020年 10月2日

近年の傾向として年に10〜40円程度の引上げが続きましたが、今年は新型コロナウイルスによる不況から増額が1円程度になっています。

とは言え厚生労働省の諮問機関で、最低賃金の引上げの額の程度を示す役割である中央最低賃金審議会は7月に「現行水準維持が適当」として引き上げの目安を示さなかったにもかかわらず、1円の引上げがなされるのは不思議なことです。

最低賃金の額は、各地方の物価や労働者の給与額を参考に決まります。現在から近い将来、労働者の活動量が減っておりモノやサービスの供給が減るため物価が高まる傾向が予想されます。反面、労働者の給与額は減少しており回復する見込みが難しい状態なのでシーソーのようにバランスが取りづらく、今年は最低賃金の額を決める難易度が高いように思います。

企業としても、物価や原材料の値上げに合わせて商品の値段を引き上げられる業種と、難しい仕事もあるでしょう。仕事の受注量が減っている会社もあるでしょう。ここで最低賃金の額を引き上げると雇用を守れなくなるギリギリの会社もあるでしょう。

反面、物価が上がるのに給与額が据え置き・減額となれば労働者としては生活が苦しくなるわけです。

計算してみると、最低賃金額で週5日・1日8時間働いても月給13万6000円程度、社会保険などを差し引いて手取り月額13万円ちょうどくらいの暮らし、と想像するに、厳しいものがあります。

時給852円 × 月160時間 = 136,320円

経営者は、時にはスーパーへ行って食品の値段を見たり、家賃相場を見て、自社の従業員の中で最も時給が安い者の夕食を想像してみてはどうでしょうか。

本当に最低限の額、として、経営者として最低賃金額を気にするような経営をしていてはいけない、との理解をしていただきたいと思います。

※参照
厚生労働省ホームページ 最低賃金地域別一覧表PDF
https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000537302.pdf

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/

ブログランキングに参加中です。
下の「社労士」ボタンを押していただけると励みになります。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

以前の記事を読みたい方はカレンダーの数字をクリック!
キーワードで探したい方は検索ボックスで行い、読みたい題名をクリックしてください。

このブログは誰でも読める無料のものです。ブログの内容を書籍・講演・ビジネス等、公的な場で引用する場合は当事務所へご連絡ください。
このブログの内容を当事務所に相談無く活用する場合は自己責任で行ってください。
活用した際の損害について当事務所は一切責任を負いません。
posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187835106

この記事へのトラックバック
にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ
にほんブログ村