2021年05月03日

コミュニケーションの基本教材


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎コミュニケーションの基本教材

4月26日に経済産業省が外国籍社員との接し方について教材を作成しています。

「日本人社員も外国籍社員も 職場でのミスコミュニケーションを考える」動画教材及び学びの手引きを策定しました
https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210426003/20210426003.html

動画も用意されており、いくつか視聴してみると分かることは、これは会社における日本人同士でも必要なコミュニケーションの基本である点です。

例えば「定時ギリギリに出社するのではなく、少し早めに出社して準備を整える理由を説明し、行動を求める」「自分の仕事が終わったら、同僚の仕事を手伝ってほしい旨をきちんと説明し、求める」といった内容は中小企業で日本人でも話し合わなければならない場合があります。

動画 5分前行動 https://www.youtube.com/watch?v=K4w5os3aHrU&list=PLcRmz7bR5W3kCaWuRjnba0HVNwg4BPqsk&index=5

人事評価についても同様で「評価のシステムを説明し、分かりやすく評価結果を説明し、面談の時間を持ってコミュニケーションを多く作ってください」とあり、当たり前のようですが、こちらも重要な内容となっています。

動画 評価の基準 https://www.youtube.com/watch?v=U2M0R69xT90&list=PLcRmz7bR5W3kCaWuRjnba0HVNwg4BPqsk&index=28

逆に考えれば、経済産業省は「これは日本人なら当然に出来ている」と思っているからこその外国籍労働者向け教材なのでしょう。地方の中小企業の実態を理解できてはいないようです。もっと早く日本人向けに作っても良い内容です。そして残念ながら日本人の劣化が進んでいる事実も課題としてあります。

実のところ、当前と感じる基本を忠実に実行すれば会社は良くなるのですが、出来ないのは何故なのでしょうか。当たり前が案外と難しいようです。

何度も書いていますが、ルールを定めれば従業員が想定通りに自動的に動く…わけではありません。この辺りを理解した上での仕組み作りと運用、経営者や管理監督者の心配りと態度が求められます。ここに専門家の出番があるわけですね。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/

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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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