2021年06月21日

人不足からの根の広がり


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

お互いにマスクをしたままで、初めてお会いした経営者に私の年齢をピタリと当てられたので、顔半分でも年相応と見られている事実に喜んでいいのか悲しんでいいのか納得していいのか…。さて本題へと入ります。

◎人不足からの根の広がり

地方の中小企業、製造業としましょう。

その会社では従業員は人が足りないと考えています。
仕事の量や種類が多く、今のままでは経営者が期待している仕事を完遂できないと主張しています。

社長も人不足を認めながら
「しかし頑張って欲しい」
「私も採用に力を入れているが、このご時世この業界ではなかなか採用できないのです」
「人不足を言うのであればあなたの知り合いを紹介してもらえませんか」と返答しました。

そこで、若手が意を決して「知り合いを紹介できるような会社ではありません」と正面から訴えました。

私はその様子を見ていて、 ここまで言わせてしまう悲しさと、まだ熱い思いを持って意見してくれる人がいるありがたさを考えていました。

この件について課題は多くあります。ただし、先述の社長の言葉にある、課題を外部環境や業界特性とすると「自社ではどうにもなりません」と言っているに等しくなってしまいます。

その逆に従業員は「課題は会社にある」と言っています。ここにも気を付けなければいけないのは会社としている中に自分が入っているか、ほんの少しでも自身の課題として捉えられているかであり、その差は大きいでしょう。ただし、この言葉を若手従業員に言うことはしてはなりません。長く働いている管理職に向けては釘をさせる話ではあります。

そもそも魅力的な製品を製造しておらず、職場の同僚同士が仲良く働けておらず、社員への教育はされておらず、製造技術は低く、工場内は少し汚れて暗く、現場のモチベーションも低空飛行の、ないない尽くしで、就職前の会社訪問で一瞬にしてわかってしまう状況で採用が出来ないのは分かることです。そして他社で働ける能力のある人ほど辞めていきます。

また興味深いことに、このような会社には求職申込さえやって来きません。仮に申し込みがあっても、良くない意味で不思議な人が集まってきます。

これら現状の事実を、社長は悔しいながらも認めなければ話は進みません。

認めたら次に、どのようにして「社長と従業員が望む姿」へと変わるのでしょうか。

人数を増やしただけで改善した事例は、私の経験でも周りの話からでも聞いたことはありません。そこからも分かるように、解決手段を抽象的に表現すれば、様々な要因が入り組んでいる絡まった糸をほぐして一つ一つ整えることになります。ひとつひとつやるしかないんです。ただし、近道は無くとも遠回りはさせないように目を配りながら。

私自身、なんでこんなに面倒な仕事をしているのだろうと思う時があります。その反面、何年も学び続けているため、この会社の今後の変化シナリオを大まかにを掴んでいる、そんな感覚も持っています。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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