2021年08月23日

直接会う大切さ、支援者と依頼者の関係。


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!

◎直接会う大切さ、支援者と依頼者の関係。

今日の日記が公開されている週にコロナウイルスに対するワクチン接種の2回目が予定されているため、世間での言われている副作用、副反応の可能性を考慮し、今週の仕事を少なくするべく先週は仕事を詰め込みました。特に訪問1回目の会社が3件あり、喜びありストレスありの刺激的な週でした。

私がお会いする相手は経営者や人事労務担当者がおおくあり、会社の中での地位的には上位にいる方が多いわけですが、今回も会社ごとに様々な人にお会い出来ました。

これから仕事を依頼し、依頼を受けようとする段階において、やはり「相手がどんな人なのか」直接会って話を聴くことはとても大切だと思います。

しかし先週金曜日から岐阜県でもまん延防止重点措置区域指定された場所があり、また行動を自粛する雰囲気が強くなってきました。

コロナ禍によってWeb会議の導入が急速に進み、すでに1年以上経験してくると分かるのは、画面越しでは伝わらないものがある事実であり、人間の感覚の鋭さです。深くは語りませんが、何となく、人の存在感や誠実さのような人間性まで感じられる部分はとても大切です。

その意味でも今回はマンボウ突入ギリギリにお会いできて良かったです。

お会いしてこちらを上方から品定めし、「君等のアイデアの中で私が良いと思ったものは採用してやる」といった態度をとる組織では、今後に不安を感じましたし、

一方で、素直に最後まで話を聴き、質問されたり、正直に社内の事実や感想を述べる組織では、感動を覚え、心を洗われる気持になり、会社の明るい未来を予感しました。

書籍や世間では「士業・コンサルタントを使う」とした表現が使われることがありますが、実際には依頼者と支援者は互いに尊重し合い、お互いを高め合う対等な立場であることが望ましいと思います。

なぜなら例えばパソコンの機能を向上させるダウンロードのように、社内にシステムを導入すれば解決できるような課題を解決するのであれば、自社のみで実施すればよいのであり、もう少し複雑な課題を解決するために依頼するはずだからです。

実際には依頼者が課題として認識しているものは、目に見えるようになってようやく気付いた表面的な現象であることも多く、支援者は目に見えるようになる前の根本的な部分を指摘したり、理解してもらうことも必要な仕事である場合があります。また改善実行するのは依頼者側となることが多いため、理解する機会が必要です。そうでなければ効果が薄かったり方向違いのことをしてしまうこともあるのです。

支援者は教える立場のみならず、課題解決の過程において学ぶ機会もあります。課題解決は未来をつくる行為であり、過去の経験や数式で導き出せるものではないからです。

支援者は支援当初から解決へのシナリオは見えていても、未来が見えるわけではありません。現実のゴールに至るまでは、現実であり人である以上、想定外の出来事や紆余曲折があり、これに合わせて進めなければなりません。常に新しい学びがあるはずなのです。これを依頼者である経営者と共に悩み考え支え合う。こうして互いに成長するからこそ、望ましい結果が生み出されるのです。

ここでやはり大切なのはお互いに素直で、真摯であることです。私は師匠に「クライアントから逃げない」という表現で教えられました。相手が私を不要と言うまでは最後までしっかりと付き合う。とてもエネルギーのいる活動だと思います。だからこそお互いに信じられる相手を選びたいものです。

仮に赤の他人のようなまま支援が最終局面に至ったとしたら課題が簡単なものであったか、それとも失敗に近いのかもしれません。

社名や学歴、ブランドに惑わされず相手を見ましょう。直接会って確認したいものです。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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