2021年10月18日

求人とモチベーション、望ましいメッセージ性


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎求人とモチベーション、望ましいメッセージ性

私の住む岐阜県関市はあまり都会とは言えない場所にあります。当然近隣も似たような様子でありまして、この時期は田んぼの籾殻を燃やす匂いが広がる田園地帯が多くあります。それぐらい田舎です。

近年、中小企業では慢性的な人不足に悩まされています。コロナ禍で減ったわけではありません。コロナ禍で会社が倒産して求人数が増えたわけでもありません。

経営者と話をすればどうすれば採用できるかの会話が必然と多くなります。やはり現状把握しかありませんが、地方の中小企業に就職しようとする者の就職理由は、そうそう難しい根拠を持っているわけではないことが多く、

単純明快で、
会社が家に近い、
働きやすそう、
賃金額が近隣の企業と比べて少し高い、
学生時代の先輩がいる友人がいる、
縁故、
そんな内容が多く、就職した人が初出勤日まで自分の仕事内容を知らなかった、ということもあります。

上記理由のために偶然その人の条件を満たした場合に、なんとなく応募してくると言う、文字通り運と縁に頼った方法になりがちであり、実際のところそのような出来事に恵まれることが少ないのが現状です。

ある会社の社長さんは「この業界はハラスメントや低賃金、長時間労働が多く、同業種で働いた人の転職理由はこれが多いから、自社ではハラスメントや低賃金ではないと主張して来てもらおうと考えている」とおっしゃいました。

いわゆる衛生要因視点からの採用です。不満を解消する提案です。ただし衛生要因は要因をクリアしてもモチベーションはプラスマイナスゼロなので積極的な求職応募動機には繋がりづらいものと考えられます。

衛生要因と対をなす動機づけ要因によって行動して欲しいところですが、冒頭に挙げたようにわかりやすい理由で会社を選んでおり、社会問題を自分で解決した大きな目標をもつような人がやってくることもありません。

そのため動機づけ要因
・達成すること
・承認されること
・仕事そのものへの興味
・責任と権限
・昇進や成長

の中でも特に「承認されること」「成長」あたりが求職者の心に響くのではないかと考えられます。

承認と表現すると難しく感じられるので、もう少し柔らかく「認めること」ちょっと拡大解釈すると「受け入れること」ではないでしょうか。

「成長」は、私のなんとなくの感覚ですが成長努力を大変で、難しく、辛い、軽視する、風潮が感じられています。

豊かな人生はこれらの風潮の真逆の姿勢であり、時には会社が優しく時には厳しく親身になって伝えていく必要があるのかもしれません。

「成長」を拡大解釈して「豊かな生き方」「発展性から未来の拓ける」イメージと繋げると、会社からの良いメッセージとなると思いませんか?

衛生要因中心のメッセージは、良くなったとしてもゼロの地点であり、動機づけ要因はゼロからプラスの表現とメッセージになりそうです。

「自社に入れば辛い思いをせずに働けます」と「自社に入れば安心して働けます」では伝わり方が大きく異なると理解していただきたいのです。

同様に、上記二つのイメージを基にして別々に会社づくりを行ったと仮定したら、出来上がる労働環境はどうしても違うものになると予想できます。

つまり経営者の使っている普段の言葉や思考パターンが会社の姿・労働環境、ひいては従業員の満足・幸せ、露骨には離職率、平均勤続年数、生産性、利益率、会社の存続、様々に影響してくるのです。当然といえば当然です。

これらは近年流行りの過剰なプラス思考信仰や、引き寄せの法則とは違い、論理的飛躍が無いようにすべきです。

そして、自社のあるべき姿を考え、注意深く言葉を選び、結晶化のように企業理念を作り出し、それに沿って自社をPRし、求人採用活動することです。

もちろん表明したら、正直に約束を守る努力を続けること。

結局、求める人財が来る会社は、そうなっている、という結論です。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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