2022年07月04日

離職は社外への扉


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎離職は社外への扉

例えば従業員が退職届を出してきた時に、自社にとって必要な従業員であれば、なんとかして説得し、引き留めたいものです。

だいたい退職の意思を固めた状態を翻すのは難しいものですが、説得の話題や方法として「自社に必要だから残ってくれ」の論調で、従業員の心に響くのでしょうか。

類似の表現を探ると「会社は君を優秀な人材として認めている」と評価の部分や、「優秀な人材が抜けると困る」の損失部分、「同僚に迷惑をかけるのでは?」と責任論、などなど

これらには従業員本人の幸せを願う気持ちが含まれていない、と思います。

当人の人生を俯瞰的に見た時、この退職は本人にとって幸せに繋がるのだろうか?と問うた時、慰留を試みた側の言葉は変わるはずです。

ただし「退職は君のためにならない」では少々説得力に欠ける。

退職理由をしっかりと聞き取り、本人と共に最善を考える姿勢が第1に必要なのでしょう。

しかし困ったことに本当の退職理由を正直に話す人は少ないようです。そもそも信頼できる上司がおり、悩みを相談できる間柄でなければ聞き出せない、となり、逆にそのような上司が居れば退職に至らないのではないか。という結論になれば行き止まりです。

普段の関係性と上司が普段から部下の様子を観察し、一人で思い切った結論を出す前に悩みをともに解決する、必要であれば支援する、といった寄り添いが出来るかがカギとなってきます。

このままでは将棋で言う詰みの状態なので視点を変え「ここに至ってしまったからには快く見送る」も一手です。

本人の今後の人生設計を聴き、協力できるところを探し、離職後であっても協力支援する。お互いに縁を切らすことなく細く長く関係を続けた先に、また人生が交差する機会が訪れるかもしれません。

再入社ではなくても、社外から会社を支援してくれる人になってくれるかもしれません。それは退職時に良い関係を結んでいるかどうかが後々影響を及ぼします。

ひょっとすると求職者を紹介してくれるかもしれません。ここにも条件があります。退職した人物にとって会社が「いい会社」であったかどうか、です。

自社の利益だけを求めて、社外との繋がり(人の縁)を忘れていると、ヒトモノカネ情報のすべてを持ってくるヒトが外からやってくることを忘れてしまうこともありそうです。

「行動すれば次の現実」という言葉がありますが、行動の先での人の縁が最も不思議であり、時に力強いものです。視野を広げてゆるやかに、しなやかに思考を広げてみましょう。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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