2023年02月20日

学習と深い学び


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。
ご愛読ありがとうございます!
今週も会社経営と人事労務のヒントをお伝えします。

◎学習と深い学び

先方にご迷惑が無いようにお名前はあげませんが、数日前、大学の先生とお話しできる機会がありました。

わざわざ資料を用意してくださり、経営戦略や育成についての説明を授業のようにしてもらえました。

その中で教育において「学習と学び」と二つに分ける、とされた内容が頭に残っているのと最近の実体験から心に響きました。

学習は普段の生活や仕事の延長線上にあるものとして、身近であり、同僚との話し合いでも向上することが出来るものとします。テクニックに近いでしょうか。

学びは、これらでは習得できない、今までの知識の枠の外にある、深いもの、とします。智慧かもしれません。

例えとして合っているかどうかわかりませんが、例えば普段の生活の中でリンゴが木から落ちる様子を見て万有引力を発見することが出来るのは、その研究をし続けた人のみでしょう。我々は引力さえ深く考えずに生活しています。であれば、引力や物理学について学ぶ必要があれば、研究をしている先生からおしえてもらうことになります。

一から自分で研究することは尊いかもしれませんが、多くの優秀な先人の知恵の集大成を学ぶことが手っ取り早く、それは人類としての進歩でもあります。偉大な先人の知恵に学び、視野が広がり新たな世界が見えるという意味で、巨人の肩に乗る、などと言います。

誰しも世のすべてを理解できていないのであり、今まで知らなかった分野があるのは当然です。新しい世界を学ぶとき、全くの門外漢は新しい知識が非常識に思えることもあるでしょう。それが新たな学びであり、人によっては知る喜びにもつながっています。

ただ、残念ながら世の中には自身の知っている知識の枠の中だけで思考を完結させる人が多くいます。そんな「この人の言っていることは常識・ルールに照らし合わせて明らかに間違っている」と即断する人と比較し、

「あれ?普通に考えたら明らかに間違っているけど、ひょっとすると・・・」と含みを持たせ、自分自身で調べ、学び、再検討・検証してみる人との知識と経験、視野の差は大きくなるばかりです。

企業における育成において、日々の学習で得られる成長もとても大事です。言うなればそれば今までの仕事の方法の深堀りであり、精度・品質・技術力の向上に直結します。

企業において新しい分野の学びは、今までにない仕事の方法や、新しい仕事自体の発見に繋がります。その企業を根本的に変える力を持っています。両利きの経営の表現であれば探索です。

危機感をあおるつもりはありませんが、金融ショックや疫病、地震災害、世界情勢の変化、そして突然の産業・技術等のイノベーションによって、否応なしに変化を求められるタイミングが短くなってきている現在、今日は成り立っていたビジネスモデルが一夜にして成り立たなくなることも考えれば、組織が変化し続けるうえで重要な「学び」を積極的・意図的に促進させる組織となるべく、環境を用意し、学びの意欲をもたせられる組織を作ることが大切です。

お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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成戸克圭「いい会社」研究ホームページ
http://gifusr.jp/laboratory/

事務所
岐阜県美濃加茂市の社会保険労務士
「なると社会保険労務士事務所」のホームページ
http://www.gifusr.jp/

「いい会社」コンサルティングチーム TNCホームページ
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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posted by なると at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | なると社会保険労務士
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