2013年04月08日

望む判断材料が出ない事を理由に内定取り消しをする場合に考慮すべき内容

本日もご愛読いただき、ありがとうございます!

◎望む判断材料が出ない事を理由に内定取り消しをする場合に考慮すべき内容

昨日の続きを書くことにします。

正直なところ、判例を気軽に書く(数分でまとめて日記に出す)のは危険な行為である為あまり書く気にはなりませんが、書き始めてしまったために続けます。間違いがあったら即連絡をお願いします。

新規学卒者に内定(内定を解約権留保付始期付労働契約と言う)を出していたが、○○の理由で内定取り消しを行いたい時、何に注意したらよいのでしょう。

昨日は経営悪化を理由にしたものでした。

今日の判例は大日本印刷事件です。

この件は「自社に不適格と思いつつ、それを打ち消す判断材料が出るかもしれない、と言う理由で採用内定をだし、そのような材料が出なかった」事を理由とした内定取り消しが無効とされました。

この例では「内定者の陰気な様子が不適格」との理由で内定取り消しを行おうとしましたが、他の微妙な理由でも応用できると思われます。

内定取り消しは以下の場合に認められる可能性があると見ることが出来ます。

・採用内定当時知ることができず、また知ることが期待できないような事実があること
・知ることが出来なかった事実を理由として採用内定を取消すことが解約権留保の趣旨、目的に照らして客観的に合理的と認められ社会通念上相当として是認することができる場合

また出ました「客観的に合理的と認められ社会通念上相当として是認することができる」これは判例や経験を持って判断するしかない所です。専門家に相談しましょう。

また、「内定者の陰気な様子は面接時から分かっていたのであるから、それを打ち消すために調査を尽くしてから採用するかどうかを決めれば良かったのであり・・・」という様な趣旨を裁判長は述べております。

どのような労働者を雇うかは基本的に自由であり、「陰気だから不採用」も問題はありません。今回は、そのやり方に問題があったのです。


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posted by なると at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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