2018年03月29日

和井田製作所様 「いい会社」見学会


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

平成30年3月22日、岐阜県高山市の株式会社和井田製作所様へ訪問しました。

当企業は高山市で初の上場企業であり、高山という立地的に恵まれているとは言えない場所に居を構え、着実に成長されている企業として興味がありました。

訪問時間に自動車で敷地内に入った時に、既に従業員の方が入り口で我々を待っていてくださった時点で私は恐縮し、やはり一般的な会社とは違う予感がありました。

会社説明を受ける場所では和井田会長兼社長、森下取締役から大勢の方々が出席され、会長ご自身で説明をされたことに、これもまた恐縮いたしました。我々「いい会社」研究会会長の牧野氏の影響が大きいとは思いますが、それでも我々、知名度もなく、いい会社を研究するという、一見怪しい団体を受け入れてくださる姿勢は、人の縁を大切にすることや会社の懐の深さを感じます。

工場内を見学しました。
私は社会保険労務士になる以前、工場で工作機械の部品を作る仕事をしていたため、仕事内容が良く分かり、また懐かしく感じました。ただ「キサゲ」技術は初めて見ることが出来ました。以前から知っていましたが、その職人技を直に見ることが出来て感動しました。

金属面の最高度の高精度加工は未だに人間の手でしかできません。この高い精度があるからこそ工作機械の加工精度が高くなるわけです。機械では人間に勝てない領域があるため、職人の熟練度により付加価値が高まります。

他社では、このような技術を使わない方向に進むところもあるそうですが、和井田製作所では、これを自社の強みとして今後も続ける方針です。人という不安定な要素を避ければ一定の精度と経営的安定はあるかもしれません。しかしその反対に人の可能性を追求した先に他社が真似をできない技術・製品・会社経営があり、それは人による要素を避けた企業よりも確実に優位に立て、生き残る可能性があります。

100年続く企業を見座されている当社のように、会社の目的の一つに継続を挙げるのであれば、長期的な視点に立つべきですし、仮に現在は多少不安定であっても自社の強みを強化しグローバルニッチに進むのが中小企業の道であると考えられます。

人が幸せになる「いい会社」を目指す意味でも、人による可能性を追求する面からも、従業員を大切にするのは必然となります。和井田会長の「自社は従業員の顔が分かる会社」「従業員とその家族を家族として考えている」の言葉からも良く分かります。

障がい者雇用についても担当者のお話として「雇用しないように逃げようと決めれば徹底的に逃げるが、雇用しようと決めたら本気でやる。として雇用を始めた」と正直に話をされました。そして「本気でやると分かると、時間を猶予して待ってもらえる社風がある」とのことで、障がい者雇用スタート時の難しさと試行錯誤は想像できますが、それを周囲は見守る社風は、これも素晴らしい強みであると思います。

そして、障がい者雇用による教育効果が一番高かったのは障がい者ではなく、周りの従業員、会社全体であったとのことで、思いやり・共同社会としての理解が深まり、仕事の効率化にも効果があったとのことです。組織感情に好影響を与える大切さがわかります。

高山で経営を続けられている理由の一つに、先代経営者のお話「スイスのような水と空気がきれいな場所にはものづくりのための健全な精神が宿る」との内容の言葉を大切にされていました。

高山は古くから飛騨の匠の町(国)とされ、大工や家具などの職人が多い地域です。私も高山の公園で熱心に大工道具のカンナの歯を研いでいる若者たちを見たことがありますが、地域の文化としてコツコツと技を磨く気質があるように思います。このような人材を採用できる地域である、という意味だけでも高山にいる意味はあるように思います。

精密機械を作るメーカーを外から想像すると、人は機械の一部のように働く会社を想像しますが、実際には人が人らしく誇りを持って働く職場であることが分かりました。とても大切なことを知りました。

最後に訪問前の見学会の日程調整や見学内容についての連絡のやり取りでお世話になった経営企画部企画課の松嶋様にも感謝申し上げます。

会社見学前のお電話やメールでの連絡での対応が素晴らしいと思います。

お土産に和井田製作所の帽子を貰いました。品質の良い帽子なので、これからの季節、使わせていただきます。

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今回は本当に良い見学会となりました。今後の仕事に活かしたいと思います。
ありがとうございました。

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2018年03月26日

「いい会社」見学会 ミチナル株式会社様


「働く喜びに満ちた会社」に育てる! の成戸です。

本日もご愛読ありがとうございます!

平成30年3月22日に岐阜県高山市のミチナル株式会社へ訪問しました。

当会社は高山の特産であるホウレン草の出荷前に捨ててしまう端材を「もったいない」と着目して農家から買い取り、加工して商品化し、販売までを行っています。

農家は捨てるはずだった端材を買い取ってもらえる。ミチナル社は安く材料を仕入れることが出来る。お客さんは高山の美味しいホウレン草を手軽に食べることが出来る。と「三方良し」を実現する新しいビジネスモデルを実現しており、非常に興味深く感じていました。

ただホームページなどを見ても、あまり詳細な情報は少なく、その意味で未知なる(ミチナル)会社という印象で訪問しました。

取締役の下畑様から会社説明をしていただきました。ほうれん草を扱っていて「畑」と名字が付いておられこと自体が不思議な縁であり興味深いと感じます。

ミチナル株式会社は古来から飛騨と美濃を結ぶ益田街道、国道41号線に並行して流れる宮川の向かい側にあります。

地図で調べるとミチナル様の生みの親である山一商事様の名前が出てきます。こちらで調べると飛騨牛まんの製造や高山駅にあるカフェの経営などされており、ほうれん草加工品販売はこちらからのノウハウや販路を活用した事業であることが分かります。

ほうれん草を加工する工場を森腰工場長の説明を受けながら見学しました。

まずはじめに異物や菌の混入を防ぐために、我々も防止やマスク、服、長靴を装着し、丹念に手洗いをし、エアーシャワーを通り、厳重に守られた工場を拝見しました。

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端材という、基本的に捨てるはずの材料を扱いことや、加工した製品は水洗いなどせずに使用できる食品であるため、特に土やゴミが商品に残ることは絶対に避ける必要があるとのことで、徹底的にほうれん草を洗い、異物を取り除きます。その徹底ぶりは国外の特別注文の機械を使っている部分にも表れていました。

会社説明の際に障がい者雇用についても聞きました。
ごく普通に雇用されている様子であり、採用した後に「個人ごとに良いところがある。その人に合わせて働けるようにする」として、人に合わせて役割を作り配置する工夫をされていました。

また下畑様から従業員への思いとして「従業員には社会人として一人前になるようになってもらいたい」との言葉がありました。「いい会社」見学で訪問した会社でよく聞く言葉です。自社の仕事だけ出来る従業員ではなく、一人の人としての成長を願う姿勢は従業員の枠に収まらない広い視野と人の幸せを本当に願っているからこその言葉であると思います。

その他、従業員が離職の意思を示した時も「次を見つけてから辞めるように」と、従業員の今後も思いやる姿勢は、やはり効率化では示せない「人を大切にする」会社であると感じました。

法人設立からまだ3年とスタートしたばかりのミチナル様の5年後10年後の安定した「いい会社」の姿を楽しみにしています。

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最後にお土産もいただきました。
(幸せのほうれん草カレー:ベジタブルドライカレー)
本当に今回はありがとうございました。

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