2019年07月15日

働く意義を知る。


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

◎働く意義を知る。

「石切り職人の寓話」という有名な話があります。

あるところに2人の石切り職人が居ました・・・
(話によっては3人だったりします。)

石を運んでいる様子を見た通りすがりの人が「何をしているのか?」と尋ねたところ
一人目は生活のために石を切る と言い、
二人目は大聖堂を立てるために石を切る と教えてくれました。

と言うお話です。

労働意欲の話として見ると
一人目は生活=賃金の意味合いで働いており、これを外的要因によるモチベーションと分類され、

二人目は信仰の象徴である大聖堂=自らの喜び、または聖堂を利用するであろう多くの人のために働いており、多くの人の喜びも自身の喜びとしているであろうことから、内的要因によるモチベーションと考えられています。

そして、労働生産性やストレス強度などを考えると後者である二人目の人物のほうがより生産性が高く、ストレスなく働けていると考えられています。

つまり仕事に対しての意義、何のためにこの仕事をしているか?は様々な面で影響を与えているわけです。


この論点で私が思い出すのは、以前働いていた工場での出来事です。
自分たちが作っている部品がどのように使われているかを知る意味で、他者の工場見学に、会社の研修として「行かされた」記憶がよみがえりました。

大した説明も無く、自分が作った部品が、ある機械のパーツとして組み込まれる様子を見た自分は、使いみちを知ることが出来ました。感想は「なるほど、こうやって使うのね」。

今思えば、たぶん会社は意義を感じてもらいたいとの意図があったのでしょう。しかし私たちが感じた感想は設計図の理解程度のものだったように思います。何が足りなかったのでしょうか。

今回の場合、自分の仕事へのやる気として意義を感じてもらいたいのであれば、として自分の生産した部品が会ったことのない誰かの役に立っている様子や、その人の感謝の様子や言葉を聞くとか、機械が完成して何らかの生産物を生産している様子を見、生産物が誰かの役に立って喜ばれている様子を見せるとか「世のため人のために役に立っている」具体的な感情を刺激する場面を用意すると良かったのではないかと考えます。

ここでは私自身の感覚について触れているのであって「世のため人のため」が行動変容を期待する人物である一個人の琴線に触れるかどうかは、実はわかりません。精度を高めるには個々人との話し合いによって、心の奥にある人生観について開示してもらうことが求められます。

しかし、多くの従業員を抱えている組織では組織の目的を個々に合わせるのは難しいが、一般的に合意が得られる目的を設定することは難しくないでしょう。それは世間一般的に合意が得られている価値観、組織での合意が得られる目標、これらをさらに遡れば組織文化からの抽出に依ることで合意の可能性も高くなるものと考えられます。組織文化を読み解くには普段から従業員を観察し、頻繁に目的を持ったコミュニケーションをとり続けることが最短で精度が高く効果的であるように思います。結局、経営者側の普段の姿勢からスタートする部分が多いようですね。

私自身がコンサルティングでこのような課題に接する場合も手段の一つとして同じように取り組みます。その際には従業員の方々から本音に近い部分について拝聴する必要があり、そのためには会社訪問し従業員に短時間しか接することが出来ない私自身への信頼感を持っていただくことが求められるため、私自身の見た目から姿勢、態度、表情、考え方など、信じてもらえるような自分を持たなければならないとして襟を正すわけです。たびたび同じ話になりますが、大事な部分です。

先週も仕事で初対面の女性と経営について2時間ほど相談を受け「話しやすい方で良かった」と感想をいただきました。

追伸
こんな風に私生活も充実できればなぁと思う事もあります…。




お役に立ちましたか?今日はこのへんで。
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2019年07月08日

豪雨災害から組織で守る


『「いい会社」への成長支援!』の成戸です。

◎豪雨災害から組織で守る

九州の豪雨被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

近年、梅雨の時季と言うより「大雨の時季」の意味が濃くなってきています。

昨年の豪雨によって被害を受けた地元、岐阜県関市武儀地区では先月ようやく雨で流されて陥没していた主幹道路が復旧したところです。

被災していない自分でもボランティア活動で赴いて現場を見た経験から、雨が激しくなると今まで感じなかった恐怖を少し感じるようになりました。被災された方々を想うといたたまれない気持ちになります。

今回の気象庁発表で「自らの命を自ら守るように」との表現は、非常に直接的でわかりやすく心に刺さる伝え方であったように感じました。

元来日本人は危機に際して逃げ出さない割合が高い民族なのだそうです。原因として恥の文化があるのではないかとの分析がありました。「逃げるのが恥ずかしい」との感情です。

個人的には「自分は大丈夫」との根拠のない自信と、自分の土地から離れる感覚に強い拒否感があるように思います。この意味で、日本はあまり引っ越しをしない、もしくは引っ越しをしても故郷に戻ってくる割合が高く、地方の雇用と密接にかかわる論点でありますが、今回は割愛します。

災害時の自分の心の動きを想定してみることも大事ですね。

地方自治体を見ていますと、残念ながら被害を受けた後に防災について本腰を入れるところが多く、素人目に見ても現実に即した用意をしていないと見受けられていた部分が現実に被害を受けている所を見ると、「自分の身は自分で守る」を真剣に考えなければならないと思います。

会社や地区ごとの自警団のように、民間でできることについて考えておくヒントとして、ちょっとネットで調べれば以下のように情報が集まります。

厚生労働省ホームページ
妊産婦を守る情報共有マニュアル@避難所(一般・避難所運営者向け)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122611.html

危機管理対策マニュアル策定指針
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kikikanri/sisin.html

ワークライフバランスで重視されている妊娠・出産・育児・介護(これらの状況の者を被災弱者と言う)を視野に入れれば、会社や組織で用意しておくべきことは多くありそうだと分かります。

自分たちで出来ること、災害時にすべきことをフローチャートやチェックリストの形で紙にして用意するなど、いざ!という時に混乱しないような準備が必要です。

毎年のように「想定外」「歴史的」「今までにないような」と表現される天候が続いており、最悪の状況について考える機会を設けてみたいと思います。

今日はこのへんで。
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